お母さんは吹雪さんに私を預け 仕事に行ってしまった、外で待っている吹雪さんの車に乗りこみ 深く息を吸い込んだ。優しくキスをされた、その後暫く見つめあって いっぱいいっぱいキスしてくれた。こんな優しいキスが 今はつらくて仕方ない。
「海に行こうか、◎ちゃん」
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波が静かな夜だ
死人のような顔でぼーっと海を見ている◎ちゃん、男も男だ 何故避妊をしなかったのか。命を軽視しすぎだ。横に腰掛けて、肩を抱く「寒くない?」「大丈夫」短い会話
ただ、今は海を見つめていよう。
「吹雪さん」
「どうしたんだい?」
「温かいお茶が飲みたい」
「うん、買ってくるねちょっと待ってて」
自販機に向かうために重い腰を上げる、ちらりと見えた◎ちゃんの目には涙が浮かんでいたが...早くお茶を飲ましてあげたかったので背中を向けた。
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姿が消えた、温かいお茶が手からぼとりと音を立てて地面に落ちる。何処に…いったんだ?きょろきょろと辺りを見渡す、まさか…さっきまで静かだった波が 僕に知らせるように騒がしくなった。
「◎ちゃん!!ダメだ!!!」
もう、胸の辺りまで海に入っている◎ちゃんの姿が 僕は一心不乱に走り出した。
20140123
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