「ただいま」
誰もいない家、ぼふんと布団にダイブしてお腹を撫でる。もう、ここに命はないんだ...声をあげて泣いた。泣き疲れて眠ってしまえるまで ひたすら声を出した。
▽
金曜日 今日行けば明日休みだから頑張って学校に行こう、制服に袖を通して居間にいくと「おはよう」とお母さんの声。
「はい、お弁当」
「…あ、りがと」
「貴女の事ちゃんと考えてあげれなくてごめんね」
いつの間にか美しい顔には皺が沢山刻まれていた。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
腫れた目に冷たい指先を当てて、私はローファーをはいた。
▽
そういえば、一年生の頃から私は親友と呼べる存在がいなかった。周りを見渡せば、グループになって話している子達ばかりでなんだかな。
友達を作りたい、そう思いながら声を出そうと勇気を振り絞るが...堕ろした子供のエコー写真を急に思い出して…もうだめだ。
吹雪さんと一緒にいたい、ここにいたらダメだ...。また 死にたいって私の心が悲鳴を上げた。
20140123
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