久しぶりに円堂君達と会えた、フィフスセクターの手から助けてほしいという僕の願いを快く受け入れてくれた雷門中の皆。必殺タクティクスの練習を終え休憩をしている皆、円堂君達と話をした。



「ねぇ音無さん、〇◎さんを知ってる?」

「えぇ うちの二年の生徒ですね、何故〇さんを?」

「いや〜さっき道を教えて貰ったんだけどなんか、飛鷹君とか不動君みたいな感じでツンケンしててどんな子なのか気になっちゃって」

「ちゅーか、俺らのクラスメイトじゃん!」

「〇さん…あの暗くて無愛想な子ですか」

「おいおい速水がそれを言うのか」



ぎゃーぎゃー騒ぎ出す元気な生徒達、あの女の子はクラスメイトにもあんな感じなのか…。



「吹雪?」

「…円堂君 どうしたの?」

「気になんのか?」

「ちょっとね」



まぁ、しばらくこっちに居るつもりだし また会えるかな。そう言えば会えるって!と笑う円堂君。














吹雪さんって人はサッカー部に用があったのか、遠目に見えた 彼の綺麗な灰色がとても綺麗で目を細める。私には関係ないけど...。

財布には15万。
あの くそオヤジのせいで1万無駄になったのが本当にムカつく、家の中には誰もいない脱ぎ散らかされた派手な服と醤油がこびり付いてるお皿、そして安っぽい香水の匂い。



「あー 腹減った」



がちゃっと開けると三つのタッパーが。煮物 煮物...まぁ、あるだけマシか。冷蔵庫を開けっ放しにして指でつまんで口に運び、水をラッパ飲み。













液晶には21:30の数字。

いつの間にか寝ていたみたいだ、化粧。直して髪を巻いて、お母さんの仕事着を勝手に借りて いつもみたいに大人の顔をして外に出た。少し雨が降ってる、もう後一本しかない煙草に火をつけて歩いてたらいきなりその煙草をぱっと取りあげられた。

驚いて小さな声が出た、横を見れば怒った顔の吹雪さんが立っていた。



「未成年がこんな時間に、こんなもの吸っちゃ駄目だろう」


「…関係ないでしょ」



気にせず歩くと着いてくる、何なの。



「なに」

「家まで送るよ」

「いいから」


「ダメ、送るから 行こう」


「うざいんだけど、あんた何様なの?」



舌打ちして走るが...すぐに捕まってしまった、大きな手が私の二の腕を掴む。



「◎ちゃん、帰ろう」



凄い怒った顔。

怖くも何ともねぇんだよ、そう言えば怖がらせるつもりなんてない心配だから言ってるんだなんてクソみたいなこと言って私を見つめる。

何コイツ...?




20140102

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