フランボワーズソーダ

綺麗にグラデーションされたカクテルを透明なマドラーで混ぜると 目の覚めるような赤から薄くて可愛い赤に変わった。甘い木苺の香りが口に広がった。ドンドンと胃や心臓が震える音楽、煙草に酒と女に男...EDMに合わせたレーザーライトが私達全員を主役にしてくれる。

サイッコーにイカすファッショニスタ達の横を通り過ぎて私はDJブースの前まで来た、そこで一人の男と目が合った.....どこかで見たことのある緑の瞳。向こうは私にスグ気がついたようで 歩み寄ってきた。



「不動...?」

「よお久しぶりじゃねぇか」

「5年ぶりとかじゃない?」


「そうだな、踊るか?」



お尻を弄ったりキスしたり脱がし合ってる男と女の中で、不動が私の腰に手を添えて顔をぐっと近付けた。そして キスされた。



「あめぇ」



唇を舐められてこいつ本当に昔からチャラいなぁなんて考える、こんなところに来てる時点で私も似た同士なんだけど…。



「ねぇ、シたいならそう言ったら」

「物わかり良い女」



今日のDJの曲の繋ぎは完璧だった、エモいとか そんな言葉じゃ伝えられないくらい最高の空間と最高の男を目の前にまたキスをした。次は激しくて息ができなくなるような、深いやつ。








クラブを出てタクシーを拾った、タクシーの後ろでコソコソするのって最高だよね。なんて 耳元で言うとあぁと返ってきた。肩を抱き寄せて私の耳を愛撫する不動の熱い舌。


タクシーをおりて不動の家に入ると、すぐに服を脱がされる露わになった肌を思いっきり噛んだり舐めたりされて...横の家の人に聞こえるくらい大きな声で喘いだ。



「おいおい声うるせえよ」

「気持ちいんだもん」

「素直な女は好きだぜ」



抱え上げられベッドに投げられた、乱暴だなぁそう言えば「好きだろ?」なんて言われちゃって 身体が火照る。上に着ている服を脱ぎ捨て私の上に覆いかぶさる不動は赤ちゃんのように胸を吸った。



「ん…」

「彼氏は?」

「…ぁ、いない、けど?」

「ふーん」



どんどん深いとこに入る指に体が硬直した、腕を首に絡みつければ私の足と足の間に入り込み足を持ち上げた。私の顔を舐めるように見つめて 不動は私の中心に、自分の熱いものを押しつけた。



「奥好きそうだな」

「っ、ちがう」


「腰浮かしな、奥までスッポリいれてやるよ」



その言葉にゾクゾクっと体中の力が抜けて、どうにでもなれと頭の中を溶かした。



「…ピルのんでるから、ゴムいんない」

「ばか 生でいれるかよ」

「っ…んぅ 性病の心配でもしてんの?」


「んな、わけねぇだろ...もしもの時傷つくのはお前だぜ」


◎チャンよ、なんて真剣な瞳で不動がそんなこと言うなんて思いもせず 驚いてしまった。



「...バンバン中に出すイメージあったわ」


「うわ、失礼な奴...好きな奴にそんなことして傷つけたくねぇよ馬鹿」



10年闌セえなかった言葉だ、なんて長く伸びた髪を邪魔くさそうに撫でて...私に優しくキスをした。


20131222
⇒修正 20180418