俺は泣いてる◎を慰める事しかできない。何回目の失恋だろうか。ちいせぇ体をさらに小さくさせて泣きながら震えている。頭を撫でてやれば「そめおかぁ…」と泣きながら俺の名前を呼ぶ。
「泣くな」
「だって」
「泣いたら幸せになれねーぞ」
「…うん」
わかったと無理矢理涙を拭いてつらそうな顔で笑った。
「優しいね染岡は」
「そんなことねーよ」
泣き止みかけているコイツに俺はほっとする
ぴぴぴぴと◎の携帯が鳴りだす
「あ、修也だ…」
「豪炎寺か 出ろよ」
「ん」
もしもしと鼻声で電話に出る◎の横顔は嬉しそうだった。
****
それから一週間後
またコイツは泣いていた
また豪炎寺と喧嘩か
「また喧嘩したのか」
「ち、がうの…
修也に別れてって…い、ったの」
「はぁ!?お前何考えてんだよ」
「だって他に好きな人できた…」
「じゃぁなんで泣いてんだよ」
修也が好きだったから
だけどもっと好きな人できちゃったから
おいおい矛盾してるぜと内心思いながら「誰だよ それ」と聞くと
鼻をすすり
「そめおか」
「どうした?」
「どうしたじゃなくて、そめおか…」
「だからなんだよ」
「もう!!!!」
アンタの事が好きなの!
◎の声はキーーンと耳に響いた
20131215