魔女

偶然だった、制服のスカートがひらりとめくれて 俺の目の前にくっきりと 白い足と黒レースのパンツにうっすらと透けた尻が見えた。それは 窓際の席で黒縁眼鏡越しに いつも本を読んでいる素朴なクラスメイトだった。

気がついた彼女は 少しだけ長めのスカートの裾を整えて、後ろを 俺の方を 振り向いた。



「豪炎寺君」



誰の事も知らないんじゃないかって、そう思っていた彼女は 俺の名前を呼び近付いてきた。「もしかして 見た?」なんて、言えるわけがないだろう。少し困っていると、彼女はクスリと笑って「豪炎寺君って 意外とシャイなの?」黒縁眼鏡がきらりと光って 俺を見た。



「いや、その…すまない」

「見たくてみたわけじゃないのに謝るなんて、優しいね豪炎寺君」

「…すまない 」



俺は練習に向かおうと、いや その場から逃げようと思い 彼女の横を通り過ぎた。その時、彼女の綺麗な白い手が俺の腕を掴んだ。



「今度は ちゃんと見てね 全部」



眼鏡を外して俺を見た彼女の顔は、不気味な程綺麗で魔女のようだった。俺は 吸い寄せられるように キスをしていた。




20180225