※あなたの為にの続き
夏休み中の1か月間
私はすごく努力した
ダイエットだってした、
化粧だってあまり上手ではないけど勉強した、肌だって前よりずっときれいになった。
ほんの少しだけど自信がついたの
あぁ、早く貴方に会いたい
***
教室に入り
席につくと皆からの視線
ドキドキする
横の席の女生徒が私に話しかけてきた
「〇さん!
すごい可愛くなったね!」
その一言からみんな一斉にほめてくれた、私はすごく恥ずかしくてもじもじしてそれでいて心地よかった。
授業が始まり皆席に戻る
私は内心がっかりして
斜め前の席を見る
鬼道君
プリントを配るとき
鬼道君と私の視線が交わった
にこりと笑いかけてくれた
授業が終わり
また放課後
あの日と同じで私は委員会の仕事をしていた。
そしてあの日と同じように
部活帰りの鬼道君が入ってきた。
『あ、鬼道君
部活お疲れ様』
そう言うと鬼道君はやさしく笑ってくれて、あぁ。ありがとうと言ってくれる。
「今日も遅くまで日誌か」
『うん』
「今日も送っていくよ」
またきゅんとする
「〇、可愛くなったな」
『…ありがと』
私はしんと静まった教室にざわざわドキドキと胸騒ぎ。告白しようかしまいか。
私は唾をのみこみ
覚悟した。
『私ね、鬼道君のことが好き』
『だけど前の自分じゃ鬼道君の横には並べない』
『だからね私はダイエットして化粧だって頑張って』
『少しでも可愛くなれたら』
『あなたと』
「付き合ってくれ」
『…!』
「俺は前から〇の事を見ていた。いつも一人で頑張って委員会の仕事をしている姿...いつの間にかすきになっていた」
もちろん答えは
『私をあなたの横に立たせてください』
ふわりと包み込んで軽くおでこに唇が触れた気がした。鬼道君は少し汗と土の香りがした。
20130909