20デニール

「それは、はいている意味があるのか?」



彼女のストッキングは はいている意味があるのかよく分からない薄さだ、寒い日にも彼女はその薄さのストッキングで俺の横に立つ。



「有人は20デニールの魅力が分からないの?中学生でも分かるよ」

「わざとらしく イヤラシイ格好をする意味が分からないと言っただけで、二人で居る時なら 少し爪を立てれば破けてしまいそうなその薄さが好きでたまらないが?」

「そうですか、」



ほんの少し呆れた顔を見せた◎は、俺の指に自分の指を絡ませた。指と指の隙間を互いの熱で温め合い 手汗が滲むと少しだけ離すを繰り返して、俺の家が見えてきた頃 ◎が俺の頬にキスを。



「なんだ、待てなくなったのか?」

「いつでも 私待てないの知ってるでしょ」

「躾のなってない犬のようだな」



顎を掴んでキスをする、街路樹にもたれ掛かると ミシッととても小さい音が聞こえた。口の端を舐めて そして歯をこじ開け舌をねじ込めば苦しそうに嬉しそうに漏れる声、ジャケットのボタンを二つ外せば苦しそうにしていた 胸が少しだけ揺れる。白い少しテロっとした素材のシャツから透けている赤いブラジャーはわざとらしい誘惑で、だが その誘惑に弱いのを◎は知っていた。



「まさか、昼間からこんな格好をしていたのか?」

「そうだよ?」

「誰かに見られたらどうするつもりだ」

「見られたよ、沢山...っん」


「どうやら お前は誰のモノか分かっていないようだな」



息ができないくらい深いキスをして、乱暴に手を握って 家へと向かった。きっと 後ろで俺をその気にさせた事を喜んでほくそ笑んでるであろう彼女をどう攻めるか考えて、鍵を開けた。









ベッドのある部屋まで無言で進み、ベッドへと◎を投げるようにして 押し倒す。暗がりの中手探りで間接照明のスイッチを付ければ、今から自分が激しく犯されることを知っている◎は唇を薄く開けて笑っていた。

証明に照らされた◎の目元はラメが光っていて ギラギラと目を輝かせている肉食獣のように見える、俺が今からお前を食うと言うのに 俺を食う気でいるのだから コイツはまったく...。



「有人 どんな酷いことしてくれるの、」

「...酷くされたいのか?」

「そんな顔してるんだもん 有人」



そっと太腿に触れればストッキング特有のざらっとした質感、きっと 指でつまんで弾くだけで破れてしまうのだろう。優しく 撫でれば◎は、熱い息を漏らして悦ぶ。



「随分湿ってるな」

「直に触ればもっと分かるよ」

「折角だからこのままだ」



じんわりと熱い湿りを感じながらストッキング越しに下着に指を立てる、グイッと一番敏感な場所を押せば「ぁあっ"」と獣のような声をあげた◎。



「なんだ?そんなに良かったか」

「っ あ、ずるっ」



押せば押すほど じんわりと染み込む、指にねっとりとした液が絡む。

...もう少し このまま焦らしてやろう。




20180515〔ストッキングの日〕