「ずるいずるい 風丸君なんかより私の方が犬でしょ、影山総帥」
出ていった風丸君のもう見えなくなった背中を指差してそう言えば、総帥は呆れたように片眉をあげて溜め息を吐いた。
深緑のスカートを揺らしながら私は影山総帥がにらめっこしているパソコンをパタンと閉じてその横に腰をかけてみた、相変わらず総帥は 嫌そうな顔をして私を見る。
「...なんの真似だ」
「影山総帥 話聞いてくれないんだもの」
「聞く気にもならない」
「やだやだ ちゃんと聞いてください」
「...なんだ」
「私が影山総帥の犬じゃないですか、風丸君なんてかまわないで 私のこと見てくださいよ」
サングラスを外す、嫌がりながらも私の手を払い除けようともしない影山総帥。鋭い目が私を睨み付け「そろそろやめにしろ」と低い声で私にそう言うけど、私は自分が止められなかった。
次は総帥の膝の上に跨って 頬に擦り寄った。
「◎ やめろ」
「いやです」
「私の犬ならば1回で言うことを聞け」
顎をガシッと掴まれて、そのまま 影山総帥の熱い舌がねじ込まれた。久しぶりのキスに脳が溶けてしまったのか、私は 目頭が熱くなるのを感じて 彼にしがみついて 「影山さん」 と呟く。
「躾のなってない犬などいらん」
「じゃあ、躾て下さいよ」
「躾以前に 犬は喋らないだろう」
頬ずえついて、私を優しく見る彼にきゅんと胸が締め付けられた。堪らない この顔が見たかった、私は影山総帥の首に舌を這わせて必死に舐める。
「くすぐったい、やめろ」
「やです」
パチン 腰とお尻の中間あたりをちょっと強めに叩かれて変な声が出てしまった、じんじんと痛むそこを摩って影山総帥を見れば「犬は喋らないと言っているだろう」なんて 仰け反りそうな程 痺れる低い声で私を叱り付ける。
「舐めてみろ、手を使わずに」
私は膝の上から体を動かし 足と足の間に挟まるようにしてしゃがんだ、口でベルトをくわえて外して見せれば 「ほう、やれば出来るじゃないか」と頭を撫でてくれた。
私が言ったのはこういう犬じゃないんだけど、なんて思いながらも 影山総帥がこんなに私にかまってくれるのも久し振りなので嬉しくてそれを続けた。
下着を脱がせるのは至難の業で、何度端っこをくわえてズラそうにもびくりともしなかった。
「もう諦めるのか?」
ふるふると首を振れば影山総帥は 面倒臭そうに自分のモノを取りだしてくれた、久し振りにみたソレは 少しだけ膨らんでて思わず手が伸びそうになったが また叱られてお尻を叩かれるのはゴメンなので 舌を這わせることに。
今まで無反応だった影山総帥も、流石にコレには感じてくれたのか 低い声が口の隙間から漏れた。その声にたまらなく興奮して 私は大きく吸ってみせる。
「◎ 上手くなったな」
「え!?ほんとうですか...!っ、あ...!」
「何度も同じ事を言わせる所は変わらないようだな」
痛くない程度に髪を掴まれて上を向かされた、サングラスをしてない鋭い目が私を愛しそうに睨んでいて ごくんと生唾を飲み込んだ。
20180621