「もう目が覚めたのか?」
春うらら、と言いたいがセックスレスと雨続きですっかり気分が滅入ってる今日この頃。昨日も一昨日もこんな時間に目が覚めてしまう。横にいる修也は眠たそうな目を必死で開けて私に話しかけている。
「起きちゃった」
「変な夢でも見たか?」
修也とセックスレスで、精神的に参ってるって言いたいのをぐっと我慢して 雨のせいということにした。人ではなくて季節や物のせいにすれば 少しは楽だ。喧嘩にもならないし。
「こっちに来い」
腕枕、久しぶりだなぁ
かたい二の腕に私の軽い軽い頭を乗せて全然眠たくない脳に催眠術をかける妄想をする。修也はもうスースー寝息を立てて夢の世界へ旅立った。
「ばか」
軽くキスをして、無理やり目を閉じた。私はきっと貴方にとって横にいるだけの存在。ぐるぐるぐるぐる考えていたら寝たと思った修也の口から とんでもない言葉が。
「次に目が覚めた時 覚悟しておけよ」
私の足の付け根を軽く撫でて、微かに耳に唇が触れた。ますます眠れないでしょ ばか。
お昼には晴れてるかな。
20170407