「ねぇ、大丈夫だから シようよ」
「ダメ」
「つむきもシたいでしょ?」
彼女の部屋は妙に暑くて変な気持ちにはなるものの、生理三日目の彼女を押し倒して 血なまぐさい事をする程馬鹿な男ではない。あと三日くらい我慢すれば出来るのに 何故今なのだろうか。
出された麦茶に口をつけると、問に答えなかったからか彼女は方頬を膨らませて怒った顔をした。
「つむきのばか」
「馬鹿はお前だ」
「私がいいって言ってるんだからいいじゃん」
「◎、そう言って先月どうなったか思い出せ」
俺も知識が足りていなかったのが悪いが、大丈夫と言うので つい欲に負けてしてしまった先月...次の日生理痛で休んだ挙句痛みが長引いたらしい。
恐ろしくなり 調べてみれば、生理中にやるなど言語道断だと書かれていた。子宮内膜症が悪化して不妊症になることも...なんて書かれていたら大切な女なら尚更 しないだろう。
ガミガミとその事を言えば「でも、でも」と不満そうに可愛い唇を動かして俺の服を掴んだ。
「つむき...シたいんだもん...」
「あと三日我慢しろ」
「やだ 我慢出来ないもん」
「駄目だと言ったら駄目だ」
グイッと自分の方に引き寄せて、ぽんぽんと頭を軽く撫でれば ◎は「うー」と小さく唸った。まるで餌の時間まで待つことが出来ない犬のように...まったく、いつの間にこんな 色狂いみたいになってしまったのだ。
「ほら、最後まではできないけど キスしよう」
「キスしたら どうしようもなくムラムラするから無理...っんん」
俺だってシたいんだから お互い我慢すればいいだろ、そんな意味を込めて彼女の唇に自分の唇を重ねた。生理中の彼女の体温はいつもより高くて、抱き締めている手のひらや腕が汗ばんでいく。
絡めるつもりは無かったのに 彼女の舌が口内に入ってきたから、握手をするように しっかりと絡めた。俺の髪に触れながら ◎は、必死に舌を絡めて 切なげな声を出す...それが可愛くてもう片方の手を握った。
「キスだけでも 気持ちいいだろ」
「...うん、」
「不満そうだな」
「そんなこと」
「最後まではしてやれないけど、少しだけ触っていいか?」
「うん」
嬉しくてたまらないって声色のクセにふてぶてしい態度をわざと取り俺から目を逸らす、それを合図に ブラウスのボタンに手をかけた。ネクタイを外すのを忘れてしまったが、つけていた方が ソソる。
蒸し蒸しとしたこの部屋には 服が擦れる小さな音と期待に満ちた小さな小さな吐息が聞こえて 燃える程に体が熱くなった。
「つむき...下着の上からじゃヤだ」
「せっかちだなお前は」
上半身のブラウスはベッドの隅に皺にならないように置いて、首から垂れたネクタイと 可愛らしいブラジャーだけを身に付けた彼女の肌にそっと唇を当てた。
身体が冷えないように押し倒して上に重なる、毛布を被れば彼女の匂いに包まれて クラっと頭が揺れてしまう。
「下着外すぞ」
「うん、」
キスをしながら背中に手を回す、少しだけ身体を浮かせて俺にしがみつく◎。ホックがすんなりと外れてくれたおかげで 顔を出した、可愛らしい2つの膨らみに舌を這わした。
「んっ ぁ、っ きもちぃ」
「もう、気持ちいいのか?」
「うん...」
下着を胸の上にずらして それを◎の手に持たせた、なんだか 本当にこのまま最後までシテしまいそうになるのを堪えて 俺は理性と戦いながら彼女の綺麗な色した先端部分を吸った。
ビクンと跳ねた腰、強く吸えば吸うほどに 硬直する身体が可愛くて頭を撫で 彼女に「すきだ」と愛を伝えた。本当に、あと三日は長いな。
20180520