「痒い...」
ぽつりぽつりと蚊にかまれた痕が膨らんでる、彼女の白い腕によく映える赤に吸い寄せられるように俺は唇を近づけてみた。
「俺がやってあげる」
少し伸びた爪で引っ掻いていたからか 蚯蚓脹れのようになっている部分に舌先を当ててみると 痺れたような声を漏らす◎、引っ掻いた傷口に俺の唾液が染み込んだのだろうか 痛みで眉間に皺を寄せた◎と目が合った。
「悠馬...痛いんだけど」
「痒いよりマシだろ?」
「そういう問題じゃない...っ、」
舌先でつんつんと蚊にかまれて膨らんだ所を突っつけば彼女は苦しそうな声を漏らして俺を止めようとする、前歯を使ってガリッと噛んでみた。
ほんのりと血の味がする口内 腫れているところは潰れてしまったのだろうか、掻き潰すのと同じようなことをしてしまったなと少しだけ後悔した。
「いたい」
「血出ちゃった」
「悠馬のせいでしょ」
「じゃあ次は優しくしないとね」
何か言いたげな目をした彼女だが俺を止めるのは諦めたようで、ただ 刺激に合わせて声を漏らす◎。
「っ、やめ」
「腕を舐めてるだけだろ」
「汗かいてるし...」
「しょっぱいのと 血の味」
「さいてい、ばか...やめてったら 痒いの悪化する!」
◎は俺のせいでなんでも感じるようになったとかなんとか言っていた気がするけど、元々変態だったんだろって感じだよね。
もう血の味はしない 汗の味も、綺麗に処理してる腕はつるつるとしていて物足りない。舌の動きを止めて彼女と目線を合わせれば 潤んだ瞳を俺に向けて 怒った表情を見せる。
「やっとやめてくれた」
「まだ終わらないよ 何言ってるの?」
かぶりつくように唇にキスをすれば 喘ぎ声にも似た甘い吐息を漏らす◎、俺は逃げないように腰をしっかりと掴んで彼女をソファーに押し倒した。
▽
唾液が絡んで垂れて彼女の首元を濡らしていくのを横目に、薄いワンピースを脱がして彼女の水着焼けのあとをなぞる様にして舐める。
今日は犬にでもなったみたいにずっと彼女を舐めている気がする、途端に喉が渇いた俺は ソファーから転がり落ちた清涼飲料水に手を伸ばしてキャップを外した。
「私もほしい」
「いいよ」
「...普通に飲ませてよ」
「ん」
目を細めて笑えば ◎は呆れたように薄らと唇を開いて俺を迎え入れる、甘ったるい液は俺たちの唾液と混ざりねっとりとした舌触りに変わった。
今頃彼女の喉を通り胃に落ちただろうか?
「なんか 今日俺達汚いね」
「悠馬のせいでしょ」
「たまには いいかなって、普段はハイソなんだし」
よだれ臭いなぁなんて思いながら彼女の胸に手を伸ばすと、無意識だろうか腕をまたポリポリと掻く◎。
舌で乳首を転がしながら 蚊にかまれた腕を掻く彼女の手を止めた、喘ぎながら文句を言う彼女がどうにもやらしくて 俺はさっきみたいに軽く噛んでみる。
「っあ、いたい"」
「痛そうだね」
「なんで 他人事なの...っ!あっ、あ」
「気持ちいい?」
唾液を人差し指につけて 蚊にかまれた場所を撫でてみた、変態プレイみたいで なんだか楽しいね。と言えば◎は俺の肩を噛んできた。
20180801