今日から夏服!
汗ふきシートを忍ばせて、夏限定の石鹸の匂いの香水を少しだけつけて 元気よく扉を開けた。暑いのでポニーテールにした髪が首を撫でる、くすぐったさに首を振れば夏の生ぬるい風が肌を焦がしてく。
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少しだけ寝坊した俺と明日人は皆に置いていかれてしまった、急げ急げと早足になる俺達の後ろから誰かが背中を叩く。
「おはよ!万作君、稲森君」
「おはよう!〇ー!」
「おはよう、って そうか今日から夏服だったな」
薄いブラウスから ほんのりと透けて見えるキャミソールにドキッとしてしまった、風が吹いてスカートがひらりと揺れる 〇は俺達の背中をグイッと押して「ほらほら 朝練遅れるぞー!」なんて元気な声を上げる。
朝練なんかよりもお前の キャミソールが気になって仕方ないなんて、口が裂けても言えるはずがないが ごくんと唾を飲み込んで俺は帽子のつばを下げて校門を抜けた。
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「おはようございまーす!」
明日人と万作と仲良く入ってきたのは、マネージャーの〇。いつもはおろしている髪を高々と束ねて ポニーテールにしてる、夏服に変わったせいか...爽やかな雰囲気の彼女に思わず見入ってしまった。
「...道成キャプテン!」
「あっ、な なんだ?」
「もうー 聞いてました??」
「すまない、ぼーっとしていたから」
ポニーテールを揺らして彼女は少し怒ったように笑い、俺に資料を手渡してきた。
「これ、頼まれてたやつです キャプテン暑いからってボーッとしないでしっかりしてくださいね!」
それじゃ!
くるり スカートをひるがえして俺に背を向けた◎、ちらっと見えたうなじに目を見開く。ドキッと何度も高鳴る心臓を抑えるために胸に手を置いて、深く息を吸ってみたが アイツの後ろ姿が気になり過ぎて 呆然と突っ立ってしまった。
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「...それ、ポニーテール似合ってるな 」
「氷浦君 ありがとう!氷浦君達も 夏服似合ってるね」
キラキラ 今日の彼女からは 石鹸みたいな甘くて清潔な香りがする、どうしてだろうと不思議で 俺は一歩彼女に近付いた。
「いい匂いする」
「えっ、あー これね皆には内緒だよ 石鹸の香りがする香水なの」
「そんなのがあるのか お前っぽいよな」
うーん なんだこの気持ち。
俺は 彼女をじっと見つめてみた、いつもと違う なんでだろう。キラキラ キラキラって光って眩しいくらいで目を細めてみた。
「どうしたの、氷浦君」
「なんだか 今日お前 キラキラしてて眩しい」
「えっ なに、??」
彼女が可愛くて仕方なくて 抑えきれない感情がふつふつ湧いてきてしまった、彼女の顔に手を伸ばせば 背後から金雲監督の声が。
「いやームフフな展開ですねぇ おっと失礼、通り過ぎただけですよー」
「ムフフ...?」「ムフフって、?」
「氷浦!早く練習に戻れ!」「◎ちゃーん...おにぎり作りますよー!」
20180707〔七夕〕
夏服×うなじ
匿名様 この度はリクエスト頂きありがとうございます、遅くなってしまい大変申し訳ございませんでした...!
沢山悩んだのですが 伊那国・雷門イレブンの 万作君と道成キャプテンそしてピュアボーイ氷浦の3人を選んでみました。
氷浦君の性の衝動は突然にって感じのお話なってしまいましたが、大丈夫でしょうか...?
次回のリクエスト募集は12月ですが、またどうぞ 宜しくお願い致します。改めまして ありがとうございました。平成最後の夏を楽しみましょー!