国語の授業、勉強をしなくても教科書さえ読んでいれば解ける問題ばかりだから暇で仕方ない。欠伸をかみ殺して隣の席でぼーっと黒板を見ている、そんな彼女の肩から伸びる指先を撫でるように見れば 綺麗な爪に心を奪われた。
俺はノートの端をビリビリと破って”ピンク色だね”と書いて先生にバレないように渡してみた。
一瞬驚いた様子の彼女はすぐに切れ端に書かれた言葉を理解しようと首を傾げて、黒いペンでなにか返事を書いてくれたようだ。
”なにが??”
”つめ”
つめ...と小さく呟いて彼女は自分の指を見る、俺とは全然違う綺麗なピンクの指先に首を傾げて 彼女は返事を書いてくれた。
”そうかな、フツーだと思うんだけど”
”当たり前だけど俺のとは違うね”
”どんな感じだっけ、ふだん人のつめの色なんて見ないから分からないよ”
秘密の手紙。
先生が黒板に綺麗な文字を書いていく音が心地よい、俺は何食わぬ顔で授業をうけている彼女の横顔を見つめながら手紙を渡した。
”見てよ”
短い一文に目をぱちくりさせてる間に俺は机の上に指先をそっと乗せた、唇を薄ら開けて俺を見る彼女に小声で「ね、違うだろ」と言って見せれば照れくさそうに笑う〇さん。
ミスティーピンクの文通が終わりを告げる頃、俺達を引き合せるチャイムが鳴った。
20190509〔黒板の日〕
授業中、隣の女の子に切れ端に書いた手紙を渡す
ネコナベ様、お久しぶりです!
リクエストありがとうございました!
切れ端に手紙書いて渡すなんかやったことない...と思い、友達に頼んでスタバで隣同士に座りシミュレーションさせてもらいました 笑
タツヤたしかにやりそうやな...と思いながら、少し短いですが授業が終わる5分間をイメージして書いてみました。この後休み時間どんな話するんだろうなーと膨らませて終わりましたが、どこかで 続編書きたいなーと思っております♪
これから暑くなっていきますので夏バテに気をつけて、令和最初の楽しい夏を過ごしましょうー!
prev next
back