後半戦、やはり点を取られてしまう。
「どうすんだよ鬼道!?」
鬼道君を責める皆、31点も入れられてるし。気持ちは分かるが、頼りきった雰囲気に少し腹が立った。
「まだまだ試合は終わっちゃいないぜ」
円堂君の言葉ってべンチですら響く。こんな時だけど、羨ましいわ。だけど…32点目をもぎ取られて試合は終了してしまった。
キャプテンのレーゼと名乗る宇宙人が、私の目の前に。いつの間に?
「何」
「…そこの女、私達と共に来ないか」
ぐいっと腕を掴まれた。痛みに小さく悲鳴を上げた、その時に染岡君達が私の元に。
「オイ、何言ってんだ…コイツは俺達の仲間だ 失せろ」
染岡君の言葉にレーゼは喉を鳴らし笑った。「まぁ、いい 次会った時は 貴様は私のモノだ」
そう言い残し消えた。
「大丈夫か?〇!」
「ええ 大丈夫」
恐ろしかった。私は宇宙人さえも魅了してしまうのかって、少しだけ冗談を言おうとしたが そんな事言えなかった。
凄く嫌な雰囲気。それをぶち壊したのは やはり円堂君。あんなに 辛い試合を笑いながら、楽しかったと…
「まるで 太陽」
「ああ 円堂はそういうやつだ」
「…幸せね鬼道君は」
「何がだ?」
「なーんでも」
私が笑えば鬼道君の頭の上にはてなマークが浮かんでる。当たり前のように円堂君が皆を照らして、私はその陰でみんなを見てる。
「あ、監督」
「豪炎寺君、貴方にはチームを離れてもらいます」
目を見開く雷門イレブン、この監督って本当によくわからない。トラブルメーカーのように しっちゃかめっちゃかにしている気がする。
20140107