お風呂から上がった私たちは、まるでエイリアの襲撃などなかったかのように 夜ご飯を楽しみ 壁山君と栗松君の漫才を見て過ごした。
鬼道君と時々目が合い、その度微笑むか見つめ合うか視線をそらすかが何度か続き就寝の時間に。 夜も瞳子監督の指示で男女別に寝る事に。
塔子ちゃんは相変わらず 男の子達と一緒に寝るつもりだったみたいだけど、夜中にそんなに大勢と寝たらお父様が泣くわよ なんて そんな事するのは私くらいなんだけど。
「貴女はこっち!!」
夏未さんが用意してくれた可愛いピンクのテントに入った。テントの中の裸電球が可愛らしく灯っている。
「ねえ 塔子さん ひとつ聞いていいかしら?」
夏未さんの柔らかい声が聞こえた。
「なに?」
「円堂君のこと好きなの?」
「好きだよ…!あぁいう奴大好きだ!」
「男の子としてですか?」
皆やっぱりこういう恋バナみたいなものが好きなのかしら、聞いてないフリして聞いている。
「そんなの関係ないだろ!友達として」
サッカー仲間として大好きだ!と塔子が言うと木野さんと夏未さんは安心した様に見つめあって、目を閉じた。
「なあ、◎は 鬼道が好きなのか?」
「私?そうねぇ 嫌いじゃないわよ 鬼道君」
「え!私は大賛成ですよ!お兄ちゃんと◎さんのカップルなんて!」
わいわいと少しだけ盛り上がってしまったが夏未さんと木野さんの寝息が聴こえてきたから、私達も眠りについた。
ほんの少しだけ 楽しかった。
20180225
4年ぶりに書いていきます