それは3時を過ぎた頃、ソファに倒れこんだように眠り始めた◎を抱えベッドに運ぶ。ふわっとシャンプーの香りが舞う。その少女をただ美しい、と思った。

いつ振りだろうか 誰かと一緒に寝るなんて。










朝、横に少女がいる事を確認して起き上がる。よっぽど疲れていたのだろう、少女をそのままにバスルームへと向かった。



「…ん、ここは」



シャワーの音が微かに聞こえる。あ、そうだ昨日は久しぶりのお客さんで…そのまま寝てしまったんだ…!起き上がりバスルームに向かった。


コンコンッ



「あの、おはようございます」



ガラッと音を立てバスローブ姿のお客さんが中から出てきた。昨日していたサングラスは無しの素顔で。



「よく眠れたか」

「はい、とても ありがとうございます」

「さて 話がある」



何ですかと聞くとサングラスをかけながら「なぜこの仕事を」と聞いてきたのだ。



「親に…売られました」



ピクリと眉が動き、お客さんはそうかと短く言い私に支度をしろと言い寝室に向かってしまった。










「お前をその組織から買い取るんだ、金の事なら心配しなくたっていい」



お客さん、名前はカゲヤマさんというらしい。とりあえずカゲヤマさんは本気なのだ。



「…カゲヤマさんはどうして私を買い取ろうと思うのですか?」

「何でもいいだろう」



そういって私を引きずりエージェントの場所まで連れていき小切手を渡して私を再びホテルへと連れ帰った。








20131214



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