僕のチャンスイベント

朝練習が終わり部室に戻ると、あの 超甘党の栗松君がブラックコーヒーを「ニ!ニガイ!」と目をぱちくりとさせながら飲んでいた。珍しい事もあるもんだな...。

教室に向かう ダラダラとしたいつも通りの時間に、僕はいつも非日常を欲していた。そういえば、昨日出た新刊 忙しくて買いに行かなかったですねー。今日も 部活以外は普通で退屈な1日なのでしょうか。


ドンッ


僕の眼鏡が飛んでいって、世界がぐわんぐわんと歪んだ。誰だよ...!まったく、ちゃんと前を見......!飛ばされた眼鏡をかけ直して 前を見ると、派手な色のレースパンツが...パ、ンツだ...!

いたぁーい、と甘い声を上げて僕を見た女の子。パンツ丸出しで、急に恥ずかしくなり僕はぷいっと左を向いた。



「しっ...下着がっ 見えてます...」

「え?あー、やだー 見ちゃった?」



ケラケラと笑いながらスタッと立ち上がる女生徒、僕よりも少しだけ背が高い彼女の足は 綺麗にすらっと伸びていて 派手な化粧とピッタリ似合っていた。まぁ...僕は、清純な女性が好きなんですけどね...!



「〇◎って言うの*、よく見たら隣のクラスの目金君だよね?」

「え...僕の名前を...?」

「私、木野ちゃんと仲良いーんだ 前にねーサッカー部の試合観に行った時に ほら!シュート決めてたじゃん!」



秋葉名戸中の試合ですかね...
あんな、僕が一番かっこよかった試合を観てるなんて中々やりますね...。〇さんは 化粧品でキラキラと輝く瞳を僕に向けて一言。



「ねぇ、今日部活おわったら 私とお茶しない?」

「え...お、お茶ですか?」

「そう!私もね、結構漫画とか好きなんだー!良かったら オススメの面白い漫画あったら教えてよ」



チャイムの音が鳴って、焦る僕に「後でサッカー部見に行くからねー!あとで...ねっ」なんて ウィンクをされた...。

ぼ、僕に こんなリア充イベントが来るなんて...!今日はとんでもなく最高な日なようですね。なんて!授業に遅刻する...!こんな時に、〇さんのパンツの色を思い出してしまって鼻血が出た。




20180303