私のスーパースター

靴底にへばりついたガムを地面に擦り付けた、誰だよ!学校の中でガム吐いたやつは!

ニヤニヤしながら目金が可愛い上級生と歩きながら俺達にへらへらと手を振る。最近ヤケに皆 色ボケしてるなー、春だからか?それにしても、アイツの顔腹立つなー!



「半田!お疲れ、また明日な!」

「ああ 円堂 お疲れ!」



やっと嫌なベタベタが剥がれたのか、靴底の不快感は減った。はー今日も疲れたな。ゆっくりと校門へ向かって歩き出した。今日はゲーセンでも寄って帰るか、マックスにメールして 待ち合わせ場所に向かった。












がやがやとする商店街の路地で、私は3人の男達に絡まれてた。なんなのこのおじさん達息クサイし...私の肩や腰をベタベタと触ってくる。



「リアル中学生とか、やべーよ」

「バレやしないって...」

「きみ可愛いねー怖くないよおじさん達!」



怖いわ!
いつもは強気な私も流石に恐怖で身体が動かない、なんで道間違えちゃったんだろう...!こっちが抜け道だと思ったばっかりに、私って本当に馬鹿。もうこのまま、このおじさん達に好きなようにされちゃうのかな...エロ漫画みたいに...。そんなの 本当にヤダ。

ガバッと、身体を抱かれて太ももからお尻までを ざらざらの手で撫で回された。



「ひっ...」



あともう少しで、もう少しで キスされる...その時だった。



「オイ!その子を離せよ!!」



私と同じ中学校の制服を着ている男の子が立っていた...た、助かった...?



「なんだお前」

「犯罪だぞ、おっさん達 離れろよ」



私のスカートをばっと上げて、男の子に見せつけるようにして触られた...恥ずかしさと怒りに涙が出てしまった。私が涙を流した その顔を見て男の子は走って男に突進した。



「ほら!今だ!走れ...!」



私の手を握り、走り出した男の子。その手は少しカタカタと震えて 汗ばんでた。...ありがとう。その声は きっと届いてないかもしれないけど 安心して涙止まらなくなった。


しばらく走ってラーメン屋?さんの前に...



「警察に電話しよう」

「け、警察なんて いいよ...」


「...ダメだろ!あんな事されて、アイツら野放しになんかしたらダメだ!」



ピシャッと叱られてしまって、私は小さく悲鳴をあげた。



「あ、ごめん...大きい声出して...」

「...ううん、いいの こちらこそごめん...後、ありがとう...」

「俺、半田...半田真一、君は?」


「私 〇◎、です」



怖かったと思うけど、〇警察に電話しよう。少しだけ見えた 半田くんの頬っぺたは さっき地面に掠ったのか 血が滲んでた。



「半田くん...ついてきて、くれる...?」



ひとりじゃ、怖いの。
そう言えば当たり前だろ!って笑顔で言ってくれた。キラキラって輝いてる 私の スーパースター...!

ほら、入ろうぜ。って優しく肩を抱いて、ラーメン屋さんに入っていった。




20180303