  第８話 翌日も、俺はおばあさんの所へ行った 俺を息子だと信じるおばあさんは 俺の顔を見ると 満面の笑みで迎えてくれた 昨日lishaさんから聞いたおばあさんの話 こんなに明るく優しいおばあさんから 苦しみは全く感じない 何十年も一人で生きてきたなんて 俺には想像もつかない 想像できるわけないんだ、 おばあさんと話してる時のlishaさんもそうだ 俺はこの人のことを何も知らない だから知りたかった ここに来れば本当のlishaさんに会える そんな気がして、、、 翌日も、そのまた翌日も おばあさんに会いに行くことが 日課になった lishaさんは毎日は来ないけれど 時々ここで会う それでよかった 俺だけが知ってる そんな気がしたから ある日、lishaさんに尋ねた 「どうして、俺をここに連れてきたんですか？」 lishaさんは俺の方は見ないまま答えた 『こんなこと頼める男、、、他にいない。』 8/14 前へ ｜ 次へ 目次へ｜Homeへ｜感想を書く｜占いﾂｸｰﾙ   しおりを挟む しおり一覧へ |