――ライフストリームが、世界を覆い尽くす頃。 「……あーあ、」 ある男はそれを、崩れかけた神羅ビルの一部屋から見ていた。 「…期待外れやったか」 不満げに呟いたその言葉は、独り言にしては大きく。 「…俺、しばかれたりして」 言葉とは裏腹に、どこか不敵な笑みを浮かべて。 「…そろそろ動くか、」 空を切ったそれは、誰にも咎められる事もなく。 「……なぁ、シンバ――」 ライフストリームの中へと、消えていった。