83.5




――ライフストリームが、世界を覆い尽くす頃。




「……あーあ、」




ある男はそれを、崩れかけた神羅ビルの一部屋から見ていた。




「…期待外れやったか」




不満げに呟いたその言葉は、独り言にしては大きく。




「…俺、しばかれたりして」




言葉とは裏腹に、どこか不敵な笑みを浮かべて。




「…そろそろ動くか、」




空を切ったそれは、誰にも咎められる事もなく。




「……なぁ、シンバ――」




ライフストリームの中へと、消えていった。



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