「ドーはドーカンーのードー」
「レーはレンゲのレー」
楽しそうな歌をこれまた楽しそうに歌ううちの問題児二人組。クラウドはとりあえずつっこむことはせず、黙ってそれを聞いていた。
「ミーはミンミンゼミーのミー」
「ファーはファインプレーのファー」
…字余りしすぎてはいないだろうか。そしてその語彙の選択どうなんだろう。何故それを選んだのか。いや、この二人のことだ。意味なんてまったく考えてないに決まっている。
「ソーはソルジャーのソー!」
「ラーはラザードのラー!」
「シーは神羅のシー!」
…急に統一性が出てきたなヲイ。しかも神羅でまとめてくるところが何とも言えない。それにラザードって。随分昔の人物出してきたな。って自分ラザードいまいち覚えていないんだが。っつーか何でそれをコイツが知ってるんだ。おかしくないか。おかしい。絶対おかしい。
「おい」
「「ん?」」
「何でお前――」
「…あ!チョコボがいるよ!!」
「チョコボーーー!!!!」
それを聞いて動物大好きな彼女は一瞬にしてその黄色い物体目掛けて走って行ってしまった。ここにも同じものがいるのに。…って違う。
「何?どしたの?」
残されたユフィが先ほどのクラウドの呼びかけを思い出して問う。
「…いや、」
声をかけたかったのはユフィではなかったので、クラウドは言葉を濁らせた。
「…何だよ!クラウド!も〜〜!そうならそうと最初から言ってよね!」
クラウドが黙ってしまった事を怪訝に思ったユフィはその理由をその頭で精一杯考えた。…そして辿り着いた答えは。
「混ざりたかったなら最初から言えばいいじゃん!」
「……は?」
何でそうなる。なあ、なんでそうなる。バシバシと肩を叩いてくるユフィはあの歌をもう一度歌い始めようとしているし、チョコボ目指して走って行った彼女は既にそのチョコボと仲良くやっているご様子で。
二人のノーテンキさ加減に、クラウドは盛大な溜息をはいた。