(キャラの設定など)
あ か さ た な は ま や ら わ
あ
明石 新菜(あかし にいな)
…3年B組。茶道部部長で四十宮学園御三家の一人。茶道部に所属しているのはお茶菓子のためであり、作法や点て方などは特に知らない様子。恋人を作っては短期間で別れるといったことを繰り返しているが、それでも彼女に恋をする男子は絶えず、彼女も向けられる好意に対して優しく返している。しかし実際はいわゆるぶりっ子で、思い通りにいかないと荒っぽくなる面も。
朝霧 慧(あさぎり けい)
…3年A組。ふみの幼馴染で書道部の部長、御三家の一人。体が弱く、学校に顔を出すことは少ないが頭はよく、進学先も決まっているらしい。数少ない登校日に必ずつけているネクタイピンはふみからの誕生日プレゼント。同じクラスの千歳と仲が悪い、クリスチャンだと自称しているが実家は神社である、など彼に関する疑問点は多いが、それについて考えようとするとなぜか思考が霧散する。
アストロ・アステリア
…通称ペペ子。下界で一度口にしたペペロンチーノに心を奪われたことからぺぺ子と名乗る。突然現世に召喚されたが契約主が見つからず、途方に暮れていたところで祈に拾われた。三好神社に住み、私的な郵便屋として各所をふらふらしつつ、契約主である召喚者を探している。桃生姉弟とも仲が良い。月子の腹違いの妹であるがお互いにまだ見る姉、まだ見ぬ妹には興味はない様子。
有明(ありあけ)
…森に住む百目鬼。一人称は僕であるが、れっきとした女。武器は仕込み刀(傘)。生きる上で目標らしい目標がないこと、自分と周りとのペースが合わないことから、基本的にやる気がない。間延びした話し方をし、あまり凶暴に見られないが、もちろん妖怪らしい一面もある。肉眼で全て見通せるというその特徴から周りの妖怪に疎まれ続けていたが、緒姫にその実力を買われたことで協力する。
有栖川(ありすがわ)さん
…3年A組で図書委員。美人でスタイルが良くてお金持ちで勉強ができて優しくて料理が上手くて、と、まるで漫画の中から出てきたような完璧人間。好奇心が旺盛すぎてたまにきず。以前告白された際に言われた「あなたの犬にしてください」という言葉に疑問と興味を抱き、後輩である滝口くんからその意味を教わろうとしている。それ以外はごくごく普通でノーマル。
アンジェ・アントナ
…ユオ軍の医療部隊の中将で一つの班を受け持つ。低身長、甘いものが好き、髪を編みこんでいる、睫毛が長いなど、可愛らしい見た目をしているが男。武器はメス。その見目と優しい喋り方から部下からの信頼は厚く、実力も申し分ない。しかし手術室でケーキを作ったり、仕事中にも関わらず飴やマカロンを口にするなどかなりのマイペース。ミルダのお菓子は彼から回ってくるものも多い。
イリス
…ウトーピッシュの団員で猛獣使い。長女という立場にいるが、ウトーピッシュの中で一番子供らしい言動や行動をする。動物と心を通わせ、言葉のみで分かり合えることができるため、鞭などを使わずに動物たちを操ることができる。しかし正体はぬいぐるみであり、体には綿が詰まっているため、じゃれて引っ掻いてくる犬や猫などはあまり好きではないらしい。
エカテリーナ・フリストフォロヴナ・アルツィバーシェフ
…帝都ユオの第二皇女。姉が失踪したため次期女帝となることが決まったが、姉と同じように失踪することを恐れた皇帝によって部屋に軟禁されている。そのため趣味らしい趣味といえばお人形遊びと部屋にある大きな窓から外を眺めることのみで、いつかは自由になって窓越しではない空を見たいと願っている。レオン、イリス、モニカ、エメリナ、エメリンの持ち主。
エメリナ
…ウトーピッシュの団員で空中ブランコ担当。エメリンとは双子。エメリンに比べて眼帯に花が多かったり、シャツにフリルがあしらわれていたりと、ガーリー。話し方もおっとりしており、本気になるファンも多い。正体は球体関節人形であり、エメリンとのパーツの交換などもできる。エメリンを本気で愛しており、依存と言っても過言でない。
エメリン
…ウトーピッシュの団員で空中ブランコ担当。エメリナとは双子。エメリナに比べ、眼帯やシャツがかなりシンプルで、同じように話し方や性格もさっぱりとしている。正体は関節球体人形であり、その関節が全て隠れる服を着用している。エメリナと同じ存在であることに悦びを感じるほどエメリナを愛しているが、二人は一つになれないことを痛いくらいに理解している。
か
加賀 紫(かが むらさき)
…三年C組。かふからと共に来た天使の一人で、真鶴の代わりとなる人物。指定の制服をきっちりと着こなしてはいるが、ピアスを無くしたため安全ピンを着用し、面倒になったためそのままでいるなど、案外大雑把な性格。能力は防壁で、「自分への攻撃」「自分にとっての危害」を悪意も善意も故意も過失もすべて関係なく防ぐというもの。本名はアクベンス・アルバ。
神和住 真鶴(かみわずみ まなづる)
…3年C組。天文部の副部長を勤める。しかし星に対しての知識は「空にあるやつ」程度のもの。酷くネガティブであるが、死にたいと思った時にはよし死のうと数秒で切り替えられるほどにはポジティブ。持ち歩いている刀は紛れもない真剣。正体は縊鬼という、人間に取り憑き、首を吊らせる鬼。過去の自身の力を自身の体で試したせいで首が取れる。千歳と共に下界に来た。横文字に弱い。
カルム・ラティフォリア
…悪魔の名に相応しいと言われるほど凶暴な悪魔で、そのあまりの凶悪さに枷をはめられ幽閉されていた。退屈のあまり牢を壊して抜け出し、人間界へと降りてきたところで海風と出会い、対等とはとても言えないほど自分に有利な契約を結んだ。通称アザレア。背丈などから男に思われることが多いが女。環南の操る幽霊船に乗っているものの手伝いなどは一切しない。
環南(かんな)
…とある村の役人だったが、暴政に耐え切れなくなった村民たちによって海に流され、溺死した。しかし怨霊となって目を覚まし、自身が沈んだ海の底に眠っていた船を幽霊船として操ることで、再び現世に降り立つことになる。復讐のための人員確保のため、戦死者の魂が集うというヴァルハラを目指す。その道中でアザレアと海風に出会ったが働かない二人に苛立っている。
キース・エルフォード
…2年C組で芸術コース。留学生。自分の描く絵がなによりも好きなナルシスト。しかし個展を開くと熱狂的な愛好者が何度も訪れるくらいには有名な絵描きで、顔も整っているため学内でのファンも多い。だが周りに興味がないため、近寄る人間に対してストレートな物言いで悪態をつく。ひょんなことから鈴娘に好かれ、毎日しつこくアピールされているが、9割ほどスルーして絵を描いている。
キトリー・ルー
…ルサールカでアンジェの母。とても美しい見目をしている。アンジェを産んだあとにワルテールの前から姿を消し、ワルテールの家から遠く離れた湖に住んでいたが、彼の死を感じ取ったときは彼のもとへと現れ、彼をどこかへ連れ出した。ワルテールから愛を捧げられてはいたものの、ワルテールに対しての愛はなく、それはアンジェに対しても同じだった。
グラプトペタルム・パラグアエンセ
…名前が長いため月子さんと名乗ることが多い。敬称をつけないと怒る。悪魔と死神の混血のため、角や尻尾はない。チョコレートが何よりも大好きで、本来の食事である人間の魂や肉体よりもチョコを選ぶほど。武器は背丈ほどのナイフとフォークで、本人いわく、魂はそれらを使ってお上品に食べるらしい。天使のマリアのライバルで顔を合わせるたびに大喧嘩をしている。
グランツ・ゲシュペンスト
…ステンドグラスの付喪神で金と酒と女が好き。彼を信仰する人間が病や老衰などによりいなくなったため、現世から花千代の元へと行くことになる。生前はその話しぶりや親しみやすさから、人間たちからは神というより友達のように扱われていたらしい。花千代には天国行きを告げられたものの、天国にも地獄にも行かず、ひたすらその場でメートヒェンを待ち続けている。
紅葉(こうよう)
…獄卒の鬼。グラマーな見た目をしているが両性。花千代からは鬼子、グランツからは小鬼ちゃんと呼ばれており、本人も自身の名前に特に固執していない。花千代の力を分散させるべく作られた、いわば分身のような存在だが、体だけではなく考えや感情を持ち、自らの意思によって花千代を敬愛している。花千代のためなら豪華な刺繍がたっぷり入ったマフラーすら作り上げる献身っぷり。
駒江 睡(こまえ ねむり)
…二年B組。かふからと共に来た天使の一人で、葵の代わりとなる人物。ツートンヘアーとパステルカラーで固めたファッションが特徴。天候操作の能力を持つ。天候という影響力の大きいものを操るため疲労がたまりやすく、いかなる時でも寝ていることが多いため、枕すら持参している。下界での名前もそれに由来したものとなっている。本名はネメア・アルテルフ。
猫宮 葵(こみや あおい)
…2年B組。天文部の部員。ねこみやと間違えられることを嫌い、一人称をコミヤにする徹底ぶり。しかし語尾には「にゃ」、髪型を猫の耳のようにする、など猫キャラの確立を目指す。常に何か食べているが、正体は餓鬼であり、地獄では手に持った食べ物が燃え尽きてなくり、飢えが続くため、下界では常に満腹の状態を維持したがる。伊織にかなり懐いており、一方的に絡むことが多い。
さ
彩雲(さいうん)
…森に住む雲外鏡。人の心を見透かしてしまう妖怪ということから忌み嫌われていたが、似た存在である有明と意気投合し、それからは常に一緒にいる。緒姫に頼まれたこと、また、有明が緒姫に着いていくと言ったことから、緒姫に協力することを決めた。もともと存在する鏡でも、彼自身が作り出す鏡でも、同じように人の心を読み、鏡の中に入り、自由に移動することができる。
境鳥(さかいとり)
…妖怪たちの住む森を統治する大天狗。圧倒的な力の持ち主ではあるものの、妖怪のなかではかなり温厚な部類に入り、自分から手を出すことはまずない。森の奥深くにある祠を住居とし、森に大きな問題が怒らない限りは祠の近辺にまでしか出てこない。武器は羽扇で、風を起こす、人の心を操るなど、万能なものであるが、そもそも彼女自身が強いために使用することは少ない。
不知火(しらぬい)
…戦場となった街に置き去りにされていたミルダを助けた、ユオ軍の戦闘部隊のトップの一人。目元を包帯で覆っており、前が見えているのか疑問に持たれていることも多いが、感覚で大体分かるため日常生活に支障はないらしい。戦うときすら外さないがそれでも勝利を重ねているため軍内でも高く評価されている。武器は刀。その素性や本名などは誰も知らない。
ジルベール・セレスタン・ド・モンテクレール=ラファージュ
…基本的にジルとしか名乗らず周りもそう呼んでいる。ユオ軍の医療部隊でアンジェの班に所属している。ツートンカラーのマッシュルームヘア、隈、ネイル、だらけきった服装など、とても医者には見えない姿をしている。重度の薬物中毒で足元が覚束ないこともしばしば。しかしアンジェに仕込まれた技術と、手術の腕だけは確かだが、どちらかというと暗殺のほうが得意。武器は針。
スタニスラス・リンゼイサン
…ユオ軍の隠密部隊に所属している。暗殺や密偵、拷問などを得意としている。部隊の特殊さと、彼自身がアルビノであり、日光に弱いことから行動する時間帯は深夜のみ。武器はワイヤー。声帯を潰されているため意思の疎通は筆談で行う。しかし紙の端に余計な罵倒を書くことが多い。なぜか情報部隊のベルトランと関わりがある。また、エカテリーナに対して何かしらの感情を抱いているようだ。
た
滝口(たきぐち)くん
…2年C組で図書委員。スポーツはそこそこできるものの他はいたって普通の男子高校生。ある日突然、有栖川さんから「あなたの犬にしてください」という言葉をぶつけられたが、恋心を抱いていたために強く断り切れなかったのと、仲良くなれるかもしれないとのちょっとした下心から了承してしまう。できたら有栖川さんと一般的な恋人関係になりたい。なれない。
緒姫(つぐひめ)
…森にある花満川(はるみつがわ)を住処とする川姫。一人称はこち。手や足、顔に鱗がある。森に迷い込んだミルダと偶然出会い、怪我を手当てしてもらったことでミルダに惚れ、ユオの中央に夢魔楼を作り出し、そこにミルダを閉じ込め、自分と同じ存在にし、自分のものにしようと考えた。恋情が絡むとつい暴走しがち。武器は扇で、液体であればどんなものでも操ることができる。
都竹 皇(つづき すめらぎ)
…春崎町(あずまさきちょう)を活動拠点とする大道芸人の一人。パントマイムとバルーンアートを得意としているが、パフォーマンスの途中でいきなり動きを止め、「冥界から声がする」「閻魔さまに呼ばれた」などかなり突飛な発言をすることが多い、いわゆる電波。ユオの隠密部隊の所属で、春崎で大道芸をしているのは、アリスと呼ばれる人物の情報を集めるためである。
戸坂 慶斗(とさか けいと)
…各所で有名なマジシャン。マジシャンとしての手腕はもちろん、顔が整っていることが騒がれる要因の一つとなるくらいには美形。でも顔だけ。性格はそんなに良くも悪くもない何とも言えない。創世者から観測者としての役割を与えられているが、本人は何も知らず、ただ彼が見て、彼が感じ、彼が思ったことがそのまま創世者へと伝わり、それらを創世者が判断する。
トスカ・シュワルツ
…3年C組。部活には入っていないが体を動かすことは好きらしい。人間として生活をしているが、実際はトロイラスの従者の妖精。彼がいかに傲慢な態度をとろうとも了承か肯定以外はせず、彼からの命令は例え無茶なものだったとしても受ける。無表情で直立不動。特殊な能力などは持たないが、天才的と評されるほどの運動神経によって大抵の者は蹴散らすことができる。
トロイラス・メリッサ
…3年B組。自身の顔が好きで好きでたまらず、常に手鏡を持ち歩いている。頭脳は申し分ないが、授業の最中ですら自分の顔を見て恍惚としてしまうために成績が芳しくなく、B組止まり。本人は全く気にしていない。正体は春崎を担当とする天使で。バッドブルーという本名があるが、バッドという単語が不快なため使いたがらない。いつかは春崎を支配したいという野望を持っている。
な
梨木 あとり(なしき あとり)
…四十宮学園3年C組。水泳部。C組の中で唯一コミュニケーションを円滑にとることが出来る貴重な人物。千歳や慧、トロイラスなど、様々な外的要因によって世界が歪み、観測者である慶斗に危機が及ぶことを案じた創世者が、あとりと慶斗をリンクさせたことにより、慶斗が観測者としての役割を果たしている時しか存在できない。そのため、お互いがお互いを認知することはできない。
名無し(ななし)
…春崎を担当とする天使だったが、15年前にとある理由から堕天したため、その座をトロイラスに譲った。個体識別のための名前の所持を許されていないので、名無し、アンノウンなどの語句か、黒い髪の女といった表現でしか呼びかけることができない。本人は「名前が無い」とだけ告げるので呼び方は相手に委ねているようだ。能力は浄化。あとりと慶斗の関係性を知っており、またそれを疑問視している。
一 二三(にのまえ ふみ)
…一年B組。ごく普通の家庭に生まれたごく普通の女の子。ただし霊感があり、昔から様々な存在を見てきた。千歳に「僕たちに協力すればそういう存在が見えない目に変えてあげる」と半ば無理やり天文部に入部させられ、流され、今に至る。慧とは幼馴染で、慧が入院した際にはなるべく毎日見舞いにいくなど友達思いな性格。猫のスマホカバーを使っているが葵がどうこうといったことは一切ない。
ネビロス・マクラウド
…本名はフラン・オータムナーレ。大道芸人の一人で主にハットを使ったマジックを披露する。つい自分の世界に入りがちな皇と、わがままなミツキをまとめる、いわゆるリーダー気質。丁寧な言葉遣いで物腰も柔らかく、物静かで大人しいため、女性ファンに囲まれながらも断れないことがしばしば。ユオの隠密部隊に所属し、アリスを探すために春崎に潜入している。ミツキとは兄弟。
能星 千歳(のうじょう ちとせ)
…3年A組。生徒会長とともに天文部の部長も兼任している。しかし星の知識は「夜空に光ってるやつ」程度。ルックスや人当たりの良さから彼に想いを寄せる女子は多いが「君ってゴブリンみたい」などの暴言を悪意なくぶつける。正体は太歳星君で、地獄から逃げ出した囚人を再び地獄に還すために下界に降り立った。という割には今日もまた天文部の部室でトランプ大会が開かれる。
野宮 かふか(のみや かふか)
…三年A組。天文部と囚人たち、トロイラスとアストロなど、多くの異種族同士の諍いが起こり、すっかり衰弱した春崎を癒すべく遣わされた上級天使。今回、すべての行動における決定権を握り、睡、紫、綺咲の三人を連れて現れた。現在は千歳の代わりとして四十宮学園に在学している。能力は規律で、自分で定めたルールを世界そのもののルールにすることができるというもの。本名はカフ・シェダル。
は
萩崎 綺咲(はぎざき きさき)
…二年A組。かふからと共に来た天使の一人で、杏の代わりとなる人物。能力は誘惑で、自分に何かしらの感情を持つ者に特定の行動を起こすよう仕向けるもの。対象が綺咲に向ける感情が強く、また深いほど、その行動をする確率が上がる。そのため普段は誰とでも何かしらの関係を持てるように、軽く見える言動や行動をとることが多いが、頭はいい。本名はシャウラ・サーガス。
バティスト・リヒター
…ロワール家に仕える執事。無駄なことが嫌いで、秒単位で自分の行動を管理している。感情の起伏が控えめで、表情が変わることは少ないが、ベルトランに成りきるときは思い切り笑ったりする。手にしている詩集は人の頭を殴るためのものとなっているが、彼にとってはボールペンも鍵束もペンダントも靴も、身に付ける全てのものが武器となりうるため、使い方に違和感を覚えることはない。
英 杏(はなぶさ あんず)
…2年A組。天文部の部員で本を読むのが好きな文学少女。基本的に目が笑っていない。愛読しているのは「世界の拷問百選」や「よく分かる深海魚の生態」などよく分からないチョイス。正体は疫鬼で相手に呪いをかけることを得意とする。普段はそこそこ大人しいが、囚人を前にすると高笑いしながら追いかける。眼鏡はあまりに見えすぎるので視界を悪くするためにかけている。
バルレ・ドランスフィールド
…ユオ軍の戦闘部隊に所属するミルダの部下。優しい口調と物腰からは想像できないほどかなりの女好きだが、ミルダは女として見ていない模様。男と女で露骨に態度を変える。耳や舌など、かなりの数のピアスをつけている。武器はナイフで、どこからともなく無数に取り出すが、ナイフを持っている回数よりも、連絡先の書かれた紙や女性に贈るプレゼントだったりを持ってることの方がはるかに多い。
章月(ふみつき)
…緒姫によって作られた人形神。優れた力を持つため、表には出さないが周りの妖怪たちをかなり見下している。体が土で出来ているため水が苦手。そのため、作り手であるとはいえ、緒姫には必要以上に近付きたがらない。しかし緒姫の願いを叶えるべく、ユオに夢魔楼を作りあげ、その楼に侵入した月子と戦ったりするなど、やることはやる。武器は御札で、貼り付けたものを石化する力を持つ。
ベアトリーチェ
…リンドウの元の姿。傾国の美女。見た目の美しさに劣らず心も美しく、多くの人々に愛されていた。しかし神であるグランツに恋をし、想いを募らせ、ついには同じ存在になって近くで支えたいと願うようになる。それを感じ取った月子が契約を持ちかけ、ベアトリーチェは不老不死の体を手に入れるものの、グランツはすでに消滅していた。残された彼女はリンドウとなり、今日も生きてゆく。
ベルトラン・ロワール
…ユオの情報部隊に所属しており、ヨモの部下。情報部隊にしては珍しい殺傷力のある武器の使い手で、レイピアを扱う。地位的にはミルダの下でバルレやジルの上といったあたり。かなりの美青年で自身もそのことを自覚しており、自分が一番可愛がられないと気に食わない性分。いわゆるサディストだが、ヨモの前でのみマゾヒストになる。巷で噂される吸血鬼の正体であり、カニバリズム。
ヘレン・グレイ
…ロワール家に仕えるメイドで掃除係。元は貴族のお嬢様だったが、突然没落し、その際助けだしてくれたベルトランに恋心を抱いている。ベルトランの一言に一喜一憂したり、怒ったり泣いたりと、ロワール家の人間としては幼さが抜けきっていないが、確固たる戦闘技術は持ち合わせている。無邪気かつ無意識のうちに、笑顔を浮かべながらさらりと酷いことを言う。
ま
海風(みかぜ)
…海の近くに住んでいたワーウルフ。遠い昔に自分と共に遊んだ人物を探し求めている。ガーリーな格好はその時の名残であり、特に思い入れがあったり趣味であったりというわけではない。当時の記憶が歪んでいることを察し、その時の記憶を取り戻すためにアザレアと契約を結んだ。ミステリアスな雰囲気を醸し出しており、アザレアの脅迫や環南の怒号なども涼しい顔をして流す。
水ヶ塚 伊織(みずがつか いおり)
…3年C組。弓道部の部長で御三家の一人。声が出せないために新菜が翻訳係になることもしばしば。何事にも動じず、葵に絡まれている時ですら無表情を貫く。かといって表情を作ることが苦手なわけではなく、特に面白いと思うような出来事がないのでくすりとも笑わないだけ。嘘をつくことが得意で、ほんと小さいささやかなものから真実を知ったとき誰もが驚く大きなものまで話を作る。
ミツキ・マクラウド
…大道芸人の一人。兄であるネビロスに連れられる形で手伝いをしている。他の二人と違い、体を使うことが得意で、アクロバットやジャグリングなどを見せる。ユオの隠密部隊に身を置く一人で、アリスを見つけるために春崎中を駆けまわっている。人懐っこさは飛び抜けているが、わがままさ、不機嫌になった際の扱いづらさなども同じくらい飛び抜けている。
三好 祈(みよし いのり)
…三好神社の巫女。現金とキャッシュカード、そして小切手の三つが、この世で何よりも好き。ぺぺ子を保護し、三好のわがままを叶えるなど面倒見はいいようだが、参拝客を賽銭箱の前に誘導したり、投げられた賽銭が少ないと舌打ちをしたりと、かなり欲望に忠実。桃生姉弟とも仲が良く、特に真子とは守銭奴同士気が合うようで、縁側で話し込んだりなどしている様子。
三好 伊世(みよし いよ)
…通称三好様。三好神社のご神木である桜の木の付喪神。伊世という名は幼い頃の祈がつけたもので、今では全く呼ばれることがない。のんびりとした性格で、祈とは主従というよりも祖父と孫のような関係。おやつの時間が唯一の楽しみで、祈の選ぶお菓子と祈の淹れるお茶が唯一の幸せ。普段は閉じているが反転目で、幼い祈を泣かせてしまったことから常に見せないようにしている。
ミルダ
…帝都ユオ軍の戦闘部隊に所属するドヘタレで泣き虫な少佐。一応女だが女としてカウントされることは少ない。16歳という異例の若さで少佐という地位を確立しているが、敵前逃亡常習犯。お菓子が好きでたくさん持ち歩いているが大半は月子にとられる。某蛙軍曹に憧れており、部屋には特大のぬいぐるみがあり、一人称は我が輩、語尾は〜であります。アホ毛は感情で動く。
三笠 桃李(みかさ とうり)
…平安時代の皇の妻。つれない態度をとる皇に絶望し、「来世では彼に愛されたい」との願いをこめて自害。そのせいで花千代の管理する輪廻から外れ、いたずらに転生を繰り返すこととなった。転生し、年月を経て、自害をした日が訪れると死ぬという運命が決定づけられている。転生に関しての記憶は残っておらず、知らぬまま終わることのない世界を生き続けている。
ミルヒシュトラーセ・クラールハイト
…通称ミルヒー。アンティーク調のハサミを武器としていて、大きさや数量などの制限なく、何もない空間から生み出すことができる。メートヒェンとは双子で、正体は悪の神のなり損ない。自分を守り、記憶喪失になったうえ、死してなおも教会に居続けるメートヒェンのことを人知れず守っている。普段は黒い布を被り、ペストマスクをつけ、その正体と素顔を隠して生活している。
メアリー・アップルヤード
…通称マリア。天使と妖精のハーフで、ユオを担当地区として活動している。常に笑顔。頭の花冠は光輪の代わりらしい。礼儀正しく、誰にでも優しく振る舞うが、ライバルである月子だけはどうにも嫌いなため、自分から喧嘩を売るような一面も。自分で作り出すことのできる花を武器としている。観賞用の美しいものから化学兵器になりえるものまで、花であれば何でも作り出せすことができる。
メートヒェン・ゲシュペンスト
…酒と賭け事が好きなシスターで、シェーン・キルヒェンリートの地縛霊。記憶をなくしているが、ミルヒシュトラーセと双子で、善の神のなり損ない。境鳥との戦闘に破れ、記憶を失い、森を彷徨っていたところをグランツに拾われた。その恩を返すべく、信仰を失って消滅したグランツを再びこの地に蘇らせるために、地縛霊となった今も布教活動を続け、教会に対する信仰心を集めている。
メランナ・ギリヴリン
…森に住むエルフで境鳥の直属の部下。武器は斧。エルフという種族でありながら、うっかり足を滑らせて木を切り倒すなどを繰り返すうちに仲間からは見限られたらしい。また、悪い人間に売られそうになったりとつらい過去を経験してきたが、今は幸せと思えているため、少しずつ傷は癒えている。リンドウとは友達だと思っているがそれが一方的なものだとは気がついていない。
村椿 花千代 遮正(むらつばき はなちよ これただ)。
…閻魔。主に神や妖怪、生前に霊感があった者を裁いている。見た目こそ幼い少女ではあるが中性であり、鬼子に自身の力を移しているために幼くなっているだけで年齢は到底数えきれないほど。極度の寒がりで仕事の最中に抜け出して血の池地獄を温泉代わりにしていることもある。温厚に見えるが居座るグランツを容赦なく笏で叩いたりと厳しい。白と黒の目はそれぞれ真実を見出す目と嘘を見抜く目。
モニカ
…ウトーピッシュの団員であり、綱渡りを担当している。フリルやレースなどがふんだんにあしらわれた可憐な衣装を身にまとい、甘い笑顔と言葉で観客を魅了する。しかしその反動かのように裏方のテントでは冷たい言動や表情が目立つ。正体はドール。エカテリーナのもとに訪れたのは最も遅く、末っ子となる。レオンとはどうにも気が合わず、衝突することがかなり多い。
桃生 真子(ものう しんじ)
…2年B組。通称まこちゃん。周りにばれることなく女装したまま高校生活を送っている。お金が大好きで、お金を集めるためなら使えるものは全て使う腹黒さも持ち合わせる。自らの顔も仕草も声も全てが可愛いと理解しており、男子に言い寄っては何かを奢らせている。お金のことに関しては頭がよく周り、愛らしい笑顔の裏で色々と策を巡らせている。最近はキースを狙っているようだ。
桃生 凪(ものう なぎ)
…1年A組。通称うなぎ。桃生家の末っ子で、恐ろしくアホな男の娘。勉強も運動も何もかもがからっきしだが、神の奇跡ともいえるその運の良さだけで入試を難なく切り抜け、兄の真子、姉の真央が通う四十宮学園に入学し、さらに特進クラスであるA組に振り分けられる。ブレザーやカーディガンのポケットには無駄なものばかり詰められている。キースに肖像画を描いてもらうことが当面の目標。
桃生 真央(ものう まお)
…真子の双子の姉。毎日真子に振り回されており、かなりの苦労人であると周りは思っているが、本人は基本的に何も考えていない。やる気もない。常にぼーっとしている。幼い頃に女の子の格好がしたいと泣いた真子のために男装しているがお互いにそんな理由は覚えていない。占いが好きでよく当たると評判だが、占いをしている時の顔があまりにおぞましいため、頼む人はあまりいない。
や
姚 鈴娘(よう りんにゃん)
…猫将軍。人間に予言を与えてきたが、疲れて逃げだしたところを境鳥に助けられる。荒んだ心が癒えたころでキースと出会い、キースに恋をし、しつこくアプローチを続けている。現在は森ではなく、キースが通う四十宮におり、キースの後ろを着いて回るだけの生活。語尾に〜アル、〜ネ、〜ヨをつける似非チャイナ。キースのことをダーリン、旦那さまと呼んでいる。
ら
ラティオ・ウミアク
…環南に付き従う女騎士。ヴァルハラへの旅路を邪魔するものを切り捨てることが役目。過去のことを何も覚えていないものの、環南を無条件で慕ったり、特定の単語や名前などに反応することなどがある。また、誰かに愛されたい、誰かの力になりたいという欲求や、死に対する恐怖がとても強い。アザレアや海風との仲は悪くないがあまり近付きたがらない。武器は槍。
リーゼロッテ・シェーンベルク
…通称リジー。ロワール家に仕えるメイドで料理係。ベルトランの嗜好から食材は人肉が多いが、最高の味、食感、見た目へと仕上げる。目の色が左右で違うのは幼い頃に受けた人体実験の影響。ヘレンとは違いかなり露出の多いメイド服を着用しており、本人もそれを活かして色仕掛けなどをすることがある。料理の腕だけでなく戦闘技術も一級品。武器は重火器類。
リンドウ
…元ベアトリーチェ。グランツに寄り添うため、月子との契約によって不老不死となったが、グランツの消滅により叶わなかった。憐れに思った境鳥に酔って力を与えられ、魔法使いとなり、境鳥の直属の部下としてすごしている。人間の記憶を切り取る力を持ち、切り取った記憶は本に閉じ込めている。過去の経験から人間と人ならざるものの関わりをよく思っていない。
レオンハルト
…ウトーピッシュの団長でありクラウン。話術に長けており、ジャグリングや玉乗りなど、多彩な技を披露する。普段はおちゃらけているが、団員に対してはあたりが強いところも。正体はエカテリーナの所有するぬいぐるみで、彼女の「自由になりたい」という強い願いが魂となり、彼に宿った。エカテリーナを自由にするため、観客たちから生気を奪っていた。
六条 知章(ろくじょう ともあきら)
…緒姫の初恋の相手。彼自身も緒姫を愛していたが、緒姫が悪さを繰り返す妖怪だと知り、緒姫を刀で切りつけた。切り付けられたショックで心を病んだ緒姫は、負った外傷を癒やすことができず、川底に潜ってしまっため、二人が再び会うことは二度となかった。戦死した彼は、未だに、愛していた姫を探すために彷徨い続けている。章月ととても似た容姿をしている。
わ
yi-13(わいあいいちさん/わいあいじゅうさん)
…通称イッサ、イチミ。ユオ軍の戦闘部隊に所属しており、ミルダとバルレの上司にあたる。戦闘狂。武器を持った相手に対しても素手で渡り合えるほどの実力者。彼の根底には、上に立たなければ蹂躙されるだけだという思いがあり、拳のみでここまで上り詰めた。武器が扱えないわけではなく、必要になれば使う。ヨモとは義理の姉弟で、彼の本名はヨモだけが知っている。
yi-400(わいあいよんまるまる/わいあいよんひゃく)
…通称ヨモ、シトド。ユオ軍の情報部隊の中将であり、ベルトランの上司である。武器は短鞭。ミスをした者や使えないと判断した者に対して容赦なく振りかざす。「汚らわしい豚」や「下賤の民め」などの言葉で罵る女王気質。誰かの上に立つことを誇りに思っており、上に立つことこそ自身の存在意義だと信じている。イッサとは義理の姉弟で、彼女の本名はイッサだけが知っている。
ワルテール・アントナ
…アンジェの父で科学者。すべての行動は興味本位でしかない。妖怪の血を受け継ぐアンジェを人間にするために人体実験を続けた。多くの被験者を人間ではない存在にした末に、ようやくアンジェを人間に近づけることが出来た。しかし結局、アンジェの肉体的な成長は止まり、感情が高ぶるとルサルカに戻ってしまうという不完全な結果に終わった。その後は病に伏せ、キトリーによって姿を消した。