07

「まずは、鍛刀をしていただきます」

本部の内部にある研修施設に着くと、炉が並ぶ部屋に連れていかれたルシア。
ここはどうやら、見習いになる前の者達が事前研修を受ける場所らしい。そしてその中の鍛刀部屋に連れていかれ、鍛刀の研修を受けることになった。

『ほう、、、立派な炉だな。しかし、刃物を加工するのは高い技術がいると聞くが、、』

心配そうな視線をこんのすけに向けると、こんのすけがフサフサしたしっぽ振りながら答えた。

「大丈夫ですよ。鍛刀部屋には妖精がおりますので、材料と依頼札を渡せば鍛刀してくれます」
『妖精、、、、?』
「はい!では今呼びましょうか。すみませーん、鍛刀をお願いします!」
『、、、、!?』

こんのすけが声を掛けると、小さな小さな小人のような、、、着物を着た男の子が出てきて、トテトテと二人に近づいてきた。

「ルシア様、彼がこの炉の妖精です」
『、、、、、、い』
「ルシア様?」
『可愛い、、、』

ルシアはそう呟くと、足元に来た妖精の頭を撫でる。唖然とするこんのすけとビックリしたのか固まる妖精。そして、まるで母親のような顔で妖精を愛でるルシア、、、数分たって、ハッとが我にかえると少し赤面して、決まり悪そうに手を引っ込める。

『あー、、、コホン。こんのすけ、研修を続けよう』
「は、はい、、(ルシア様はもしかして可愛い物好き、、?)では、そちらの棚の素材を妖精に渡しましょう」

こんのすけが示すそこには大量の木炭やら砥石やらが積み重なっている。

「各材料は999まで投入することが可能ですよ」
『そうか、、、ならば、、、』

ルシアは少し考えた後、材料を取り始めた。

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『これでいいか』

選択した材料を抱え妖精の所に持っていく。すると、こんのすけが木で出来た札をルシアに渡した。

『これは?』
「依頼札です。これがないと鍛刀はできません。材料と一緒に渡してくださいね」
『ああ、ありがとう』

ルシアはこんのすけの頭を撫でると、材料と札を妖精に渡した。すると妖精はコクリと頷き、鍛刀を始めた。と、同時に上のパネルに『4:00:00』と表示された。

『四時間掛かると言うことか』
「はい。ですが時間もありませんし、手伝い札を使いましょう」
『手伝い札?』

ルシアがこんのすけに目をやると、いつの間にか手拭いを頭に巻いたこんのすけが、手伝い札をくわえ妖精の元に走った。

そして、あっという間に一振りの刀が完成した。



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