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「薬研、、、、良かった」
「獅子王の旦那、、、と鶴丸の旦那と長谷部、、、、」
部屋から出てきた薬研を見た獅子王達は、ほっとしたような顔をした。
そんな彼等を不思議そうに見やる薬研に、獅子王は事の次第を説明する。
「、、、、そうか、、、俺っち達が引きこもっている間にそんな事があったのか」
「ああ」
自分達が居ないところで、そんな事が繰り広げられていたなんて知らなかった。しかし、この本丸に三日月がいる限り、あの女の事だ、また仕掛けてくるはずだ。しかも呪具をいくつも持っているのだ。
「獅子の旦那、あの女の性格上、必ずその見習いに何かしらの呪術を施す筈だ。ならば、なんとか三日月を連れて本丸を離れてもらうしかない。きっとそれが最善策だ」
「薬研、、、」
「もうこれ以上、、、誰も傷付いてもらいたくねぇんだ」
「それは分かる。でも、」
「傷が治り次第本丸から出す。それが治療の条件だ」
「薬研、、、」
確かに薬研の言うとおり、このまま本丸に居続けるのは危険だろう。前の主のようになってしまったら、、、しかし、今ここで見習いを出ていかせてしまったら、、、自分達は間違いなく、折れるまでコキ使われ続ける毎日が始まるのだ。そしてこの本丸は完全にブラックになるだろう。
だが、この条件をのまなければ見習いは、、、。
「分かった、その条件をのむ」
「おい、獅子王」
「、、、時間がないんだ。今は見習いを助けることが先だ」
「、、、っ。分かった」
「薬研、一緒に来てくれ」
「、、、ああ」
背に腹は抱えられない。一刻も早く見習いを助けなければ。獅子王達は薬研を連れて、ルシアの元に急いだ。
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