28.おはよう
ルカが大怪我を負ってから、もう三日が経った。
転生者様々と言うべきか、天術の力の影響なのだろう――腹部に負わされた痛々しい傷は既に塞がりつつある。しかし、一向に目を覚ます気配はない。
ミルファがぴとりと額や首筋に触れてみると、熱はすっかり下がっているのが分かる。呼吸も落ち着いているため濡らしたタオルを額に乗せる必要もないので、静かに見守るしかない。ただ、目を覚ますのを祈りながら。
心配する思いを不満気な表情で隠しながら、赤髪の少女は普段のようにルカへと言葉を投げ掛けた。
「ホント、いつまで寝てんのよ。……この、おたんこルカ」
すん、と切なさを吸う音が聞こえたので、心配や不安で堪らず泣いてしまいそうなのだと分かる。そしてそれをわかっているからこそ、誰も、何も言えない。「早く起きて」という願いでじわりと溢れてしまったのだろうと思うから。
「はよ起きんと、もっとガリガリになってまいそうで心配やわぁ。腹減らんのかいな」
椅子を前後に揺らしてギィギィと鳴らせ、エルマーナはイリアの沈んだ気を少しでも引っ張り上げようと冗談を口にした。本当によく気の付く子だ。コーダはその冗談を真に受けて「ルカ、腹減ったのか?」と言い飼い主と同じように、その短い眉を少し下げた。
彼女たちを見やり、スパーダは、ぽんと軽く、小さなコーダの頭に励ますように手を置く。決して軽視している訳ではないし自分も心配だが、だからこそ――信じて待とう、と言うのであった。
「……ふん。ミルファの作ったお菓子、残してやってんだから起きなさいよね。早くしないと、エルとコーダが食べちゃうんだから」
「そやそや! もう思い出しただけで食べたくなってしゃーないし」
「ふふ、また時間があれば作るから我慢しようね」
緊張感の欠片もないが、先日、“食べ物の匂いで目を覚まして貰おう作戦”としてキッチンを借りてミルファがクッキーを焼いたのだ。しかし、結果はご覧の通り。コーダがレグヌムでの情報収集の際に知ったという、ルカの好物であるらしいチーズスープの方が良かったのかもしれない。
旅の最中にゆっくりとした時間を見つけられるかはわからないが、レシピを聞いてみてから作ってみようかな、なんてミルファが考えていると、イリア達は気分転換も兼ねて温泉に入ってくると部屋を出ていった。
早朝や夕刻、夕食後などは人が混み入りやすいが、昼食前の時間帯は割と人がいないと宿の店主からこっそり教えてもらっていたので今向かったのだろう。
ぱたんと閉められた扉を確認すると、ふぅ……と息を吐いて、スパーダは先程までエルマーナが船を漕ぐように座っていたベッドの傍らにある椅子にどかりと腰掛けた。
「温泉か。ルカが目ェ覚ましたら一緒に入るかな」
「ふふ、いいなぁ。わたしも同じタイミングでに入りに行こうかな」
それならひとりじゃないし、お話も出来てきっと楽しいよね。人づてにしか聞いたことがなく、まだ体験したことのない温泉に思いを馳せて、期待に胸躍らせ、ミルファは夢見るように微笑む。
……しかし、それを見詰めるスパーダの顔は穏やかではなく、火照っていた。スパーダは彼女の言葉から、ついその場を―― ミルファの裸を想像して呆けてしまっていたのだ。肌は白いのだろうなとか、湯でしとりと濡れる髪や、雫が伝う体のライン――自分の想像の中の彼女を目の前の彼女に重ね合わせて。つい滲んだ生唾が開いた口の端から溢れそうになり、急いで手の甲で防ぎ、それはゴクンと音を鳴らし喉の奥へと消えていった。
様子のおかしいスパーダに気が付いたミルファは心配して顔を覗き込んだが、なんでもないと顔を逸らしつつ言い放たれてしまう。ほんとに? と顔を見ようと回り込もうとしたが顔を大きな手で防がれたので叶わなかった。
「うう、何するのぉ。そんなに顔見られるの、やだった?」
「……そういうワケじゃねェ、から。気にすんな、本当になんでもねーよ」
普段であればなんの気なしにただ「いいじゃん」だの「そうだな」だのと返せていたはずなのだが、つい先日、やっと自分の恋心を自覚したばかりの彼にはそんなことは出来なかった。そもそもなぜ今まで思春期真っ只中のスパーダが色恋沙汰や女性にあまり興味を示さなかったのかは――つまりそういうことだ。ミルファ以外に興味がなかったからなのだが、それを急に実感してすとんと腑に落ちたものの、自分がどれだけ彼女を想っているのかという恋情の深さまで思い知り、妙に照れくさくて仕方がない。
まさか、あられもない姿を想像してしまったことを本人に話せるわけもなく。後ろめたさと気まずさも拭おうとして少し不自然ながらも別の話題を切り出した。
「温泉もいいけど、お前どっか行きたいとこないのかよ?」
「う〜ん……今はそういうの、あまり考えられないけど……強いて言えばお土産屋さんとかかな。でも……」
ミルファが何を言おうとしているかなど、スパーダにはすぐに分かる。彼女は「土産を渡すような人が居ない」と言おうとしていた。そして、それを言えばこちらに対して気を遣わせてしまっていると気にしてまた細い眉を悲しげに下げるのだろう。
そんなことをさせたくて切り出したわけじゃない。そう思ったスパーダは自分が先にその言葉を奪い、口にしてやった。ミルファはその優しさを感じ取り、眉を下げて柔らかな笑みを彼へと向ける。
せめてメイド達にだけでも渡せたらいいのに、と僅かに思ったが、ある種、彼女たちの本当の主はフィオリーゼ家の当主である父だ。きっと、いや、確実に娘を二度と外へ出さないようにするために彼女たちを“使う”だろう。そう思うと申し訳なくて胸が痛んだ。
もう兄達が居ない、形だけの家族を保とうとするフィオリーゼの家に居場所はないと思っていた。いつも会食やパーティーなどで家を空ける両親。ミルファはひとりで寂しく、心細く、悲しかった。それでも笑っていられたのは、広すぎる屋敷の中で手を差し伸べてくれる存在が居たからだ。ハルクスやメイド達が居てくれたから……自分を無価値だと思わずに済んでいたのだ。いつも助けてくれて、自分の脱走も見逃してくれて……そんなメイドたちを少しでも苦しませずに済むのなら、自身ももう、あの門をくぐるべきではないのだろうとミルファは強く思っていた。
「あのね、スパーダ。わたし……きっともう、家には帰らない」
「…… ミルファ」
「ハルクスも、もう戻らないんだろうね」
決意のように、自分に言い聞かせるように。紡いだ言葉は大きな真紅の瞳に雫を宿らせた。スパーダはこぼれ落ちるのではないかと手を伸ばしかけながらも言葉を探したが、頭の中の文字も喉の奥でくすぶる声も、指先すらも、彼女には届かない。
自分の想いは自覚したが、その先をどうしたいのか彼にはまだ分からなかった。傍に居たいのは確かだが、それは男と女としてなのか。今まで通り幼馴染としてなのか。まだ定め切れないのに、それでもやはり、あの執事がミルファの中に未だ存在することに腹が立つものは腹が立つ。
好きな女が自分意外の男のことを考えて感情を震わせるのは嫌だ。「お前にはオレがいるだろ」「オレ以外のことを考えるな」なんて――そんなどうしようもない独占欲がじくじくと疼いて止まらない。好きなんだから仕方ないだろ、と自分を甘やかそうとしてしまいそうになるのもまた、仕方ないことなのだ。
「な、なんてね! えへ、こんなことでしんみりしてる場合じゃないのに、ごめ……」
「…… ミルファ」
「……? スパーダ?」
胸を劈くようなスパーダの表情に、ミルファは戸惑った。どうしてそんなに苦しそうなのか、自分の言葉が彼を嫌な気持ちにさせてしまったのだろうか。それとも。
(わたしが勝手なこと言ったから、嫌いになった?)
一瞬。ほんの一瞬過ぎったそんな考えが彼女の小さく細い身体を震え上がらせた。
隣に彼が居なくなってしまったら。そのいつかは来るだろうと思ってはいた。だけど、それが一瞬でも脳裏を掠めただけで、言い知れぬ不安と悲しみが襲い掛かる。
やっぱり、一緒に居たい。ひとりが嫌だからとかそんな理由ではなく、ただ――大好きな幼馴染の隣に。
なんだか最近スパーダが町にいた頃とは違ってひとりで考え込むことが増えたような気がして少し寂しい、とミルファは思った。何でも話して欲しい、わたしにもスパーダの心の声を聞かせて欲しいと。
今度はミルファが、彼に手を伸ばし触れようとした。すると。――突如としてルカが苦しげな呻き声を上げた。
「……っ、う……」
「! ルカくん!?」
ガタン、ガタン。ふたつの椅子が音を立てる。横たわるルカの顔を覗き込むと、油汗を額に滲ませながら、眉間にシワを寄せているではないか。
「ルカ! どうした!?」
「う、ぅ……っ」
「ルカくん……っ」
悪夢でも見ているのか、容体が悪化したのか、ただひたすらに唸り続けるルカ。乱暴に揺する訳にはいかないので、ミルファはぺちぺちと軽く頬を叩いてみたがあまりに遠慮し過ぎたせいで弱くて反応すら見受けられない。
「ルカ、起きろ! おい、ルカッ!」
呻き声にやがて、ぐすぐす……と次第にすすり泣きまでも加わり始め、ますます心配になる。ひとまずアンジュを呼ぶべきか、それとも医者に連絡をするべきなのか考える中、スパーダが大きな声で、何度も何度も必死に呼び掛ける。びくりと身体は驚いているものの、意識の方はまだ現実に戻って来ない。
懸命に呼び掛け続け、今度こそぐらんぐらんと身体を揺らし起こそうとしたその時、うっすらとルカの目が開き──体を起こさないまま眼前のミルファに手を伸ばして自分の元へと抱き寄せた。
「ルカくん……? ど、どうしたの……?」
どうやら傷の痛みや発熱が原因でないことに胸を撫で下ろしつつ、予想だにしなかったことに目をぱちくりと丸くさせながら、幼子をあやすように頭を撫でる。
きっと嫌な夢でも見たのだろう。少しでも気が紛れるならと思ってなでりなでりと髪に触れ続けるが、ルカは目尻に涙を浮かべ始め、うわ言を漏らし始めた。
「いやだ……、失いたく、ない……」
「え……?」
「……前世の夢でも見てんのかもな」
ミルファもスパーダも幾度と見てきたからこそわかるが、前世の夢は幸せな内容ばかりでは決してない。これだけ苦しんでいるのだからきっと辛い夢なのだ。どうにかして――それこそ昔に本で見た物語にあったフライパンとおたまで大合唱するかのように大きな音を出してでも目を覚ませられたら良いのにとミルファは考えた。さすがに宿屋ではそんなことをしようなどと思わないが……。
「目ぇ覚ませ、ルカ!!」
「……っ!! あ……れ? 僕、は」
すう、と息を吸い込んだかと思えば、よく通る声が大きく響き渡る。宿屋の中に居る全ての人に聞かれたのではと思うほどにその声はそれはもう大きかった。するとルカの体が一層ビクッと跳ねて、スイッチが押されたかのように勢いよく身体を起こす。しがみ付くかのように抱き締められていたままだったミルファだが、彼が起き上がる際に手を離されたのでベッドの上でごろりと振り回されたかのようになり、髪をぐしゃぐしゃにするしかなかった。
汗で貼り付いた銀の髪を下から見上げながら容態を伺うと大丈夫だと返されたが、その目はまだどこか遠くを、夢の中を見ていると思わされる。ルカはふうぅ……と長く深く息を吐くと、目の前にいるスパーダとミルファを見やった。スパーダはともかくなぜミルファは自分に寄り掛かって……いや倒れているのだろうかと不思議に思ったようだが、自分がそうしたのだと知ることもなく首を傾げる。
そうして今度は、安心して力が抜けた二人がはぁあ……と長く深く息を吐いた。
「よ、良かったぁあ〜〜!!」
息ぴったりに、歓喜に彩られた声と、泣きそうな声が折り重なった。へなりとしながら情けなく微笑むミルファと、彼が怪我人だということを忘れてがばっと勢い良く肩に腕を回すスパーダに、ルカは驚き目を丸くする。ほんの少し苦しそうな顔をしたが、乱雑でありつつも真っ直ぐな行動や笑顔にルカの胸は温かく光が灯されたような気持ちになっていた。
いたた、と痛みを漏らしつつもその喜びを受け止めているルカは、自分がどれくらい眠ってたのかと問い掛ける。もう三日も寝ていた――そう答えられ、くりりと大きな緑の目は驚きに見開かれた。
「うわぁ……そ、そんなに……?」
「うん。でも……本当に良かった。目を覚ましてくれて、嬉しいよ!」
嬉々とした思いと安堵がごちゃ混ぜになって涙が出そうになったが、泣いてしまってはルカが困る。そう思ったミルファは溢れそうな涙をぐっと堪えた。それでも少し、目尻に滲んでしまったが。
ぐし、と小さな小さな粒を拭っている間に、スパーダがルカをこれでもかと強く強く抱き締めていた。喜んでくれているのはルカとしても嬉しいことなのだが、さすがに痛いようで顔を痛みに歪める。
「マジで良かった〜! 生きててくれて、目ェ覚ましてくれて、ありがとな……ルカぁ!」
「わぁあ、ス、スパーダ! ルカくんが痛がってるから……!」
「あはは……ごめんね、ふたりとも。前世からずっと心配かけたり迷惑かけたりしてるね、僕」
前世を懐かしみながら自嘲するルカの言葉に、スパーダもミルファもすぐに言葉を返すことはなかった。一分ほど過ぎた時、スパーダはルカの肩に手を起き、真っ直ぐにルカを見詰めた。向かい合い視線を交わらせるふたり。何か悪いこと言ってしまったのではと次第に不安に駆られていくルカの心の不安を払うように、スパーダはニッと白い歯を見せて笑うのだった。
「前世なんて関係ねーよ!」
「えっ……」
「オレとお前はダチだろ。んで、仲間だ。オレは……お前が目を開けてくれただけで、それだけでもう……すっげぇ嬉しくてさ……!!」
本当に事態が好転して、友人が無事に目を覚ましてくれて感激しているのだろう。少し涙目になりながらもスパーダが嬉しそうに笑い、真っ直ぐ言葉を伝える。ルカは銀色の髪を少し揺らして俯くと、一度すんとすすり、涙を堪えるのだった。
ふたりの姿を見ながら、ミルファは嬉しそうに笑う。
そう。スパーダの言う通り……前世なんて関係ない。彼らが心配したのは、今世で出会い一緒に旅をするルカなのだから。旅のきっかけは前世が理由でも、この気持ちはそれに囚われたものじゃない。
さて、すぐに仲間たちに知らせに行かなければ。ミルファが行動に移そうとしたその時、スパーダが喜びを持て余しているのか、まだ足りないと言い「もっかいハグしていいか?」とルカに聞いた。嬉しいのは分かるが、さすがにまだ怪我人であることには変わりない。まだ安静にしていて貰わないといけないので、ミルファはくいくいとスパーダの服の袖を引っ張り、離れるように促す。
「だめだよ、スパーダ。ルカくんは怪我人なんだからね」
スパーダは拗ねたように唇を尖らせていたが、何故か次第にニヤリとした悪どい――は言い過ぎだが、悪戯を滲ませた表情へと変わっていく。なんだろうと首を傾げるミルファに影が被ったと判った時にはもう遅く、彼女はスパーダの胸にすっぽり包まれるように抱き締められていた。
「じゃ、ミルファにハグってことで勘弁してやるぜ」
「えっ、な、なんで〜!?」
突然の抱擁に驚いて離れようともがくが、なんとも小さな抵抗でますますスパーダの悪戯心を駆り立てるだけだった。あはは、とルカがいつもの光景に和やかに笑っていると、扉が勢い良く開く。かなり強く音が響いたので、隣の部屋の人が寝ていたとしたら今ので飛び起きたのではと思うほどだ。そして、開け放たれた扉の前に立っていたのは――今朝までの心配そうな顔とは打って変わった笑顔の仲間達だった。
「起きたんだなー、しかし」
「ルカ君……!」
「やっとお目覚めか」
「おたんこルカ!!」
「ルカ兄ちゃ〜ん!」
口々に名前を呼ばれて、それぞれに反応しようとしたルカだが上手く行かずにあぷあぷと溺れるように口をぱくぱくさせて行く先のない手を小さく動かすばかり。そんなルカの反応を待たずに、エルマーナとコーダが彼のベッドに飛び込んでしがみついた。
自分がこんなに思って貰えていたなんて、と嬉しくなるルカ。すっかり紅潮した頬を緩ませて照れ笑いを浮かべ、ゆるりと「おはよう、みんな」と言うと、イリアが顔を真っ赤にさせて彼に怒る。ぷんすかぷん、と喚き立てるものの、その声には少しどころか喜びと涙が滲んでいて心配してた気持ちが素直に表せられない彼女なりの気持ちの表れだということはすぐにわかった。
「あんたのマヌケ面とそこで抱き合ってるふたり見たら眠くなって来た! ちょっと、休むからねっ」
「な! イリアてめッ……!」
べっと舌を出して、ばたん! と扉を開けて部屋から出て行くイリアを、ルカはにこやかに、嬉しそうに見つめていた。反してスパーダは、イリアの発言に自分がしていることを自覚させられて居た堪れなくなってしまい、ミルファの肩を抱いていた手を離す。
「スパーダ、よっぽど嬉しかったんだね。すごく身体熱かったよ」
「! あ、ああ、まあ……な」
ルカが目を覚ましたことが嬉しくて高揚したのは確かだが、彼の身体が熱かったのはそれだけではない。しかし本当のことを言える筈もなく、もどかしさやむずむずとした恥ずかしさというどこに向けて良いのかも分からない感情たちを消化出来ない彼は頭をガシガシと掻くしかなかった。
「スパーダ兄ちゃん、すぐ照れるんやからまだまだ青いなぁ」
「っるせーぞエル! お前に青いなんて言われたくねェ!」
あっはっは! と楽しそうに声を上げて笑ったと思うと、ルカにしがみついていたエルマーナは「内緒やで」と彼に向き直る。そして、この三日間のイリアの様子をこそこそと話した。彼女がルカを心配して、案じて、ずっと泣いていたこと。ご飯すらあまり喉を通らなかったことを。
「うん、うん。わかってるよ。イリアはとっても優しくて、いつもああなんだもの」
ルカの声はどこか弾んでいて、きっと――いや確実に、イリア本人が聞いていたら照れ隠しの平手を喰らっていただろうなと思わせられる、それくらいに嬉しそうだった。