14.恋心と下心※

青峰side.

全中が終わると同時に夏が終わり、少し肌寒く感じる今日この頃。制服も衣替えして私服も秋物にチェンジ。そう、今現在俺の隣にいる名前もクリーム色のタートルネックに黒いレザーのミニスカートを履いていてなんともそそる。

「なんか飲みもん持ってくるわ」
「うん、ありがとー」

念願叶って名前と休日家デート。部活の後一緒にバスケやったり送ってったりはするけどなにせ部活の休みがほとんどねーもんだからろくにデートも誘えやしねぇ。バスケは好きだけど中学入ったんだし青春もしてえってのが本音だぜ。しかも名前はすげえモテるからな、俺としてはここらでバシッと決めときたい。

ジュースが入ったでかいペットボトルとグラスを2つトレーに乗せて部屋に戻る。ドアを開け改めてこうやって見ると、毎日過ごしてる自分の部屋に名前が今いるんだよなぁ、と感動する。制服もいいけど今日の私服姿は本当に最高だぜ。どんだけ私服推すんだって話だけどよ、だっておっぱいおっきい子がタートルネック着たらすげーライン強調されてめちゃくちゃエロいんだって!おまけに今日は髪もゆるく巻いてて片方に寄せてあっていつも以上に色っぽくて大人っぽい。今ここに灰崎のやろーがいたらコレクション用写メがまた1つ増えていたに違いない。

「おいしー!ちょうど喉乾いてたんだあ」
「そりゃ良かった」

ベッドに寄り掛かり隣に座る名前。肩と肩が触れるくらいくっついてるのはわざとなのか?それとも無意識?うーんどっちだ…

「…ん?」
「いや…」

か、かわいい…。まあ俺としては嫌じゃないっつーかむしろ嬉しいアザスッ!!って感じだからとりあえず黙ってこのままにしとく。

「ねぇ、アルバムとかないの?」
「アルバム?」
「うん。私が知らない大輝の子供の頃の写真とか見たいなーって」
「多分俺の部屋にはそんなねえと思うけど、その辺の棚漁りゃあ出てくるかもな」
「この辺ー?」

名前は四つん這いになってテレビ台の横にある棚を漁り始める。お、おいおいおい…パンツ見えそうなんだけど!!そんなオイシイ場面に出くわした俺の脳裏に思わず3つの選択肢が浮かんだ。

1.教えてあげる
2.バレないようガン見
3.襲う

1は良かれと思って注意した結果逆にどこ見てんのよ!と怒られ何も得られずに終わる可能性あり。俺にとって得になる要素が少なすぎるので選びたくない。まあ逆にあえて本能に従うならば3だ。でも最悪この先絶交される可能性もある。それだけは嫌だ。よって俺が選んだのは2だ。無難かつ視姦もでき色々とバランスの良い行動だと思う。

あーもうちょっと…くそっ、見えそうで見えねー!なんなら俺も四つん這いになって覗きてぇ。つーか本人気づいてねーだろうけどスカートの上からパンツのラインが浮き出ててやべえ…。おっぱいはもちろんだけどあのプリッとしたケツも触りてぇぇぇ。あーやべえ、早くも俺のムスコが騒ぎ始めてんだけど。落ち着けー静まれー…

「ん〜ないなぁ…あ、あった!」
「ぅえ!?まじかよ!?」
「ん?うん、ほら」

視姦タイム終了のお知らせで悲しむのも束の間、また隣にくっついて座ると写真を見始める名前。3歳くらいか?うちのとさつきの母ちゃん、俺ら4人で写ってるものから入園式、運動会に遠足…こうやって見るとさつきと写ってる写真ばっかだなあ。

「大輝かわいい〜」
「ガキの頃なんてみんなそれなりにかわいいもんだろ」
「え〜そうかなあ?さつきもかわいいね〜」
「ガキん時からあんま変わってねーよな、ほらこの怒った顔とか」

笑いながらそう話す俺。隣にいる名前もいつもみたいに笑ってくれるもんだと思ってたのに、名前の頬っぺたはぷくっと膨らんでいた。え、俺なんかまずいこと言った??

「いいなぁ、幼なじみだもんね。さつきは物心ついた頃からずっと大輝を知ってるんだよね、大輝だって…」
「急に何言ってんだよ」
「…ううん、ごめん。なんか、さつきにちょっと嫉妬しちゃった」

嫉妬…?名前がさつきに?それってどういう意味だよ。よくわかんねーんだけど、この心臓のドキドキはどっかでなんかを期待しちまってるってことなんだよな、きっと。

「名前、それって…」
「大輝…キスして?」

…俺完全に舞い上がってるんですけど。これってつまりこの間の続き的な解釈でいいってことなのか…?太腿にそっと手を置かれてじっと見つめられ、お互い少しずつ顔が近づくと唇が重なった。

触れた唇を啄むように何度もキスしたり唇を割って中に舌を入れる。チュクッ…チュクッ…と響くリップ音がいやらしくて心臓の高鳴りがどんどん増していくのがわかる。唇をゆっくり離すと唾液が糸を引き、もう一度チュッと唇を合わせると離れた。

「…さつきも知らない大輝、見せて」

その言葉に心臓を鷲掴みにされた俺は名前を抱き上げるとベッドに組み敷いた。もう一度ちゃんと告白する前に最後までしてしまっていいものかという考えが一瞬浮かんだが、もしダメだった場合名前とひとつになれるチャンスを失うことになると思うとその言葉を飲み込んだ。

ああ、遂に夢にまでみたこの時が…

俺を見上げる名前がにこっと微笑んで、緊張や色々な葛藤で力んでしまっていた俺もつられて笑顔になる。

「大輝…」

伸ばされた腕が俺を優しく引き寄せてまた唇が重なった。舌を絡めて服の上からおっぱいを揉む。あー…やっぱいい。この重量感とか俺の手に収まりきらない感じとか張りと柔らかさのバランスとかすべてが最高…!まさにベストオブおっぱい!唇を一旦離し髪を掬って耳に舌を這わせるとビクンと反応した名前がイヤイヤと抵抗する。

「耳ダメ…!」
「耳弱えーの…?」
「んっ…や…ぁっ」

顔が赤くなり余裕なさそうに身をよじる姿が可愛くて余計苛めたくなる。

「大輝やめっ…くすぐったいっ…」
「くすぐったい?気持ちいいじゃなくて?」
「んっ…ゃぁっ」

責める俺から逃げるようにうつ伏せになりシーツをぎゅっと握る名前が涙目で俺を睨みつけてくる。

「ハァ…もう…やっ!」
「ははっ、ゴメン。だって…可愛すぎ」

頭にチュッとキスを落とし背中にピッタリくっついて覆い被さると前に手を回してまたおっぱいを揉みしだく。ああ、この体勢だとさっきより重みが増して尚良い…。

「ん……ぁっ…」

服の中に手を入れブラを上にずらして直接揉む。あったかくて肌が滑らかで柔らかくて気持ちいい…俺に刺激と癒しを同時にくれるこのおっぱいに心から敬意を評したい。しばらくおっぱいを揉むと片手は乳首を弄ったまま、もう片方の手はお腹を伝ってスカートの中へ。更にパンツの中にスルリと手をしのばせるとぐちゃぐちゃに濡れたソコをゆっくり撫で上げる。

「ゃあっ……あっ…んん…」
「すげー濡れてる…」
「やだあ…言わないで…っ」

濡れているのを確認すると一度パンツの中から指を抜く。脚を開かせお尻を突き上げる体勢にすると太ももの裏にチュッ…チュッ…とキスをしながら徐々にお尻へ。スカートを中途半端に捲るとお尻を揉み、パンツを膝まで下ろしてお尻を舐めた。柔らかい部分にキスをしたり、割れ目を舐めたり。初めてするんだからもっとスタンダードなやり方のがいいのかもしんねーけど無理だわ、欲望が止まんねぇ…

「大輝…!こんな格好、恥ずかしいよっ…」
「あーやば…えろすぎ…」

指を中にズブ…と入れると濡れまくったソコは俺のを2本簡単に飲み込んだ。ズボンとパンツを下ろしすでに濡れている自身を名前のお尻に擦り付けながら指を出し入れする。

「あーもう無理…入れてい?」
「はぁ…、うん…っ」

硬く反り上がった自身を濡れたソコに擦り付け中に入れるとゆっくり腰を動かす。中途半端に乱された格好がマジでエロくておまけに見たこともない名前の快感に耐える顔とかやらしい声にだんだん俺も加減できなくなってくる。もっと俺で乱れて俺のことしか考えられなくなって俺を欲してほしい。

「あんっ…んっ…ああっ…」
「名前…っ」

パンッパンッと肌がぶつかり合う音と結合部からの粘着音に興奮が高まる。このままだとすぐイッちまいそうだから一度自身を抜くと服を全部脱がし、自分も裸になると対面座位にして座らせ下から突き上げた。

「あああっやんっ…んっ」

ぎゅうっと抱きつかれておっぱい押し付けられてやべえ…。ぶるんぶるん揺れるおっぱいを掴んで口に含み音を立てて吸い付く。両方のおっぱいを堪能した後、俺も名前を強く抱きしめ欲望のままガンガン突き上げるとベッドがその度にギシギシ軋んで行為の激しさを物語っている。

「名前…締め過ぎっ…」
「だっ…て…大輝が、激しく…する、から…あっ…」

そのまま押し倒すと膝裏を持ち上げて最奥を何度も突く。名前の声が更に大きくなり、手で押さえ我慢する姿さえ愛おしい。

「もっと欲しい?」

コクコクと頷く名前に思わずにやりと笑みが溢れる。

「ちゃんと言わなきゃやらねーぞ」
「やだぁ…変態…っ」
「おら、早くしねーと抜いちまうけど?」
「だめっ…!」
「じゃあそーゆー時はなんてゆーんだっけ?」
「だ、大輝の…ちんちんで、私の中めちゃくちゃにしてほし…っ」
「あーやばっ…」
「あっあっんんんんんっ…」

最後はキスしながら無我夢中で腰を振った。ほんと、名前のこと壊しちまうんじゃねーかってほど…。疲れきってうとうとし出す名前にチュッと触れるだけのキスをした。

「名前…」
「ん…」

布団に入って裸のまま抱きしめる。あー…俺遂に名前とひとつになったんだなぁって改めて思う。

「やきもちおさまった?」
「もう…いじわる」
「ははっ、で?どうなんだよ」
「…おさまった」

俺の腕の中で見上げながらそう笑う名前。ああ…好きだ。俺の彼女に、なってくんねーかな…

「大輝…」

俺の名前を呼ぶと瞼を閉じてキスを求めてくる。好きという言葉を飲み込んで、その想いを込めて名前のに唇を重ねた。合わせるだけのつもりだった唇は深く重なりまた舌を絡め合う。腕とか脚とか色々絡まって、あーもうダメだ…

「名前…もっかいシよ」
「もう…大輝のえっち」
「言っとくけど、俺のが名前の何倍も嫉妬してるから。一回じゃ足りねーよ…つーか、もうこの腕から逃がしたくねぇ」


その後もまた名前と身体を重ね、自分の気持ちをぶつけるかのように名前のことを夢中で掻き抱いた。こうして身体を重ねていれば、どんどん気持ちが膨らむ自分のようにいつか名前の気持ちも少しずつ俺に向いてくれるんじゃないかと都合良く淡い期待を抱きながら。