虹村side.
5月に入り世間は連休中だというのに、俺らバスケ部は午前中からいつもの如く体育館で汗を流している。こんな風にこいつらとバスケ出来るのもあと数ヶ月か。そのうち、俺はあと何回部活に参加出来るのだろうか。そう思うときつい練習もこいつらと過ごす時間も貴重なものに思えてくる。俺が主将として部活に参加する時間はそれよりももっと短くなるということも、もう決まっている。
最近また親父の調子が悪い。前日までヘラヘラしていたかと思えば翌日には病院からの電話が鳴る。もしかしたら、俺の前で笑っているときも本当は無理をしているのかもしれない。そういうことがあってから、部活に出ていてもチームのこの先や大会のことを考える反面、常に病院や母親から電話が掛かってくることを気にしてしまっている自分がいた。出席日数もそうだが、そういう気持ちの面も主将を降りる決断をした理由の一つだった。こんな中途半端なやつが主将じゃ、部に示しがつかねぇからな。
そんな俺の隣にいる名前も、最近どこか表情が暗い。部活中も、無意識なのか体育館の入り口のほうをしきりに気にしている。灰崎、か…。素行の悪さから赤司が強制退部させたと聞いたが、あいつと仲が良かった名前は口にこそ出さなくなったもののどこか寂しそうだった。俺的には、ちょっと気に食わねーんだけど。
「そんな見たって灰崎なら来ねーぞ」
「えっ…!いや、別に、私は…」
「ふーん…?」
「もう、そんな目で見てこないで…!」
「はは、ならちゃんと集中しろ。…ってもうこんな時間か。昼で練習終わるし、そのままうち来る?」
「うん、行く」
「りょーかい」
バスケして、彼女と遊んで、そんな何気ない日常がすごく幸せに感じる。今日は母さんが病院行く日で、チビ達はばあちゃんちに泊まりに行ってるから名前ともゆっくり過ごせるだろう。
「…んっ…修ちゃん…」
家に帰って買ってきた飯食って、ベッドの中でいちゃいちゃした流れでそのまま名前に舌を絡めた深いキスをする。親父のこと、この先のこと、部活のこと、全部の悩みから解放されて何も考えずただ好きなやつに触れられるこの時間が唯一俺の心の支えになっていた。だからだろうか、前にも増して名前への依存みたいなもんが強くなっちまってるのを自分でも感じる瞬間でもある。
「まだ、お昼だよ…?」
「ダメ…?」
そう見下ろして問えば、名前は「ダメじゃないよ」と可愛く笑う。ああ、好き。今すぐ突っ込んで欲望のままに掻き抱いてしまいたい気持ちをなんとか抑え、唇をまた重ねながら制服に手を掛けた。
ボタンを外してブラに収まってる胸見ただけでやばい興奮する。なんか今日、いつもより張っててすげえエロい…。ブラの上から揉みながら、下着をつけていても見える位置に吸い付いて痕をつける。
「んっ…あ…」
「痛かった?それとも、気持ちいい…?」
「ん…はぁ…どっちもっ…」
「じゃあ…こっちにも付けていい…?」
耳元でそう聞いた後、答えを言うのを待たずに首筋に吸い付いた。ぢゅっ…と強く吸うと小さく声を漏らしながら俺の腕を握ってんのがまたすげーかわいい。
ブラの中に手を入れて胸を出すと乳首に舌を這わす。ゆっくり舐めたり、口の中で転がしたり。唇を離すと大きく主張した乳首を指で撫でながら反対の胸も舐める。
「…あっ…あぁっ…」
自分でしといてなんだけど、ほんとこんな真っ昼間からエロいことしてんの背徳感っつーか…夜にすんのとはまた違って興奮する。
スカートを捲ってパンツをずらすと舌を当ててゆっくり舐める。
「んああっ…ああ…ダメっ…」
どんどん溢れ出てくるのを音を立てて吸ったりナカに舌を入れると名前が脚を閉じようとする。
「閉じたら出来ねーだろ。それとも…指のほうがいい?」
もう十分すぎるほどにぐちょぐちょにされたソコは俺の指を簡単に飲み込んだ。
「ああっ…ソコやだっ…!」
「ここ、好きだよな。指増やしてやろっか」
「いやっ…ああ…ダメっ…イっちゃう…!」
「いいぜ…ほらっ…」
「あっああっ…んっ…!」
指を増やして名前の好きなところを激しく責めると名前は身体をビクンッと震わせた。
「イった…?」
顔を近付けてそう聞くと、名前は息を切らしながら涙目でコクンと頷いた。
「かわい…」
ぎゅうっと抱きしめながらまた濃厚なキスをしていると、首に回されていた名前の手が俺の制服のボタンを外し始める。
「修ちゃんの…早く欲しい…」
ほんと、俺を煽んのが上手いよな。俺もさっきから早く挿れたくてしょうがなかったのに、名前から求められるとか嬉しすぎてもう我慢の限界。
「そんなに早く欲しいんだ?」
自分だって余裕ないくせに、名前が可愛すぎるからついそう意地悪を言えば「お願い…挿れて…?」と抱き付いてくる。胸が直接当たってるし、今のは何かにおさめておきたいくらいエロいし可愛すぎた。意地悪したつもりが、数倍返しで理性粉々に破壊された。
「奥で出したいから、ゴムするわ」
コンドームの封を切り装着するとパンツを脱がし名前を抱きしめて熱くなっているソコに擦り付ける。名前も俺の背中に腕を回してぎゅっと抱きつきながら耳元で可愛い声を漏らす。
「…ん…あっ…あぁっ…」
「全部、入ったな…動くぞ…」
「あ…あぁっ…やっ…あんっ…」
最初はゆっくり動かして、徐々に激しく奥へと自身を押し付ける。昼間に制服乱れさせて名前抱いてんのがほんと視界的にもくる…。激しく揺れてる名前の胸が外の明るさで鮮明に見えるし、感じてる名前のかわいい顔も目に焼き付くくらいしっかり見えてる。
「名前、好き…」
「私も、修ちゃん大好きっ…」
「あー…やべぇ…出そう…」
「ダメ…もっと…いっぱいシて…?」
今日はやけに甘えてくるな。さっきからその抱き付いて耳元でエロいこと言ってくんのマジでやべぇんだけど…
「いいよ…こう?」
お互いぎゅうっと強く抱きしめて密着したまま腰を奥へと叩きつける。胸も揉んで乳首を舐めながら奥を責めると名前の声がまた大きくなった。
「ああっ…あんっ…気持ちいっ…」
「えっろ…じゃあこうしたらもっと気持ちいい?」
胸と奥に加えてクリを指でグリグリと潰すと名前の奥がぎゅうっと締まった。
「んっ…締めすぎ…!」
「だって…もう…ダメっ…イくっ…ああ…イっちゃう…修ちゃん…!」
「あぁ…っ…俺も限界だわ…くっ…奥に出すぞっ…」
名前をぎゅうっと抱きしめて奥に激しく打ち付けて2人一緒に達した。
「ん…すごい…まだナカでビクビクしてるよ」
「うるせー…言うなって」
「かわいい」
確かに出し切った後ゴムを抜いたらかなり出ていた。いや、今日は特にすげえ良かったしな…。余韻に浸る俺の横でなんだか名前は嬉しそうにしている。
「こんなにいっぱい出すくらい、私で興奮したんだ?嬉しい」
「ちょ…恥ずいから口に出さないでくれる?」
「だって…嬉しいもん」
「お、おい…っ」
ゴムを抜いた精子まみれの俺のを名前はペロペロと舐め始める。
「…んっ…何してんだよ…不味いだろ、いいって…」
正直、罪悪感と共にすげえ嬉しくもあるんだけど。
「…ん…でも…また、おっきくなってるよ…?」
「うっ…そりゃ、なるだろ…」
「修ちゃんの感じてる声…もっと聞きたい」
出したばかりだと言うのに名前のテクニックによってあっという間にまた大きくされた俺のムスコ。いや、気持ち良すぎてこのままだと出されちまうんだけど…!
「名前…挿れてい?」
俺のを頑張って奉仕してくれる愛おしい彼女の頭を撫でながらそう聞くと、彼女は照れつつも嬉しそうに頷いた。
名前の服を全部脱がせて、お互い裸でベッドの中で抱き合う。再びゴムをつけようとすると、「次は直接修ちゃんを感じたいんだけど…ダメ?」と可愛く見上げられる。もう、全主導権を名前に渡して言いなりになるのも悪くないなって思えるほどかわいい。
「いいぜ…じゃあ、挿れるぞ…」
「ぁっ…ん…ああっ…」
ああ…名前のナカでイくのも最高だったけどナマもめちゃくちゃ気持ちいい。
「やっぱ、生だともっと気持ちいいね…修ちゃんの熱くて気持ちいい…」
「だな…お前も人のこと言えないくらいすごいことなってっけど…」
「やだ…恥ずかしい…」
「名前、キスして…?」
「ん…」
名前の唇がゆっくり重なり、口を開けられて舌が入ってくる。ゆっくりで、あったかくて、エロいキス。見つめ合いながら、俺は名前のナカを味わうようにゆっくり腰を動かした。唇を離した後、名前の膝裏を持って大きく開くとグリッと自身を更に奥まで押し込む。
「あっ…これ…深いっ…!」
「奥、当たってんのわかる?」
「んっ…ダメ…子宮に当たってる…っ」
「ここに打ち付けていい?」
「あっ…ダメっ…あぁっ…あんっあんっ」
「きっつ…」
「ぁああっ…イくっ…イくっ…」
「俺もっ…」
名前のナカがぎゅっと締まって数回激しく打ち付けると急いで抜きお腹の上に出して果てた。自分の出した液体を拭いて再びベッドに入ると名前が俺の腕に頭を乗っけて見上げてくる。
「幸せ…すごく」
名前を好きになって何度も思ったけど、こいつには今まで他のやつには感じたことのない感情がたくさん溢れてきてたまに戸惑うことがある。愛おしいとか、守りたいとか、自分だけのもんにしてぇとか。いつか自分でコントロール出来なくなるんじゃないかって怖くなるくらいに、名前が好きだ。
「俺も」
でも、それだけ想える相手とこうしていられる俺は今世界で一番の幸せ者なのかもしれない。
名前にでさえ、すべてを打ち明けず自分でなんとかしようとしがちな俺だけど、名前とのこんな時間が俺をまた頑張らせてくれる。
同情したり一緒に泣いてほしいわけじゃない、名前には隣でずっと笑っていてほしいんだ。