本気です

日「あれ?これって」



練習を始める前、部室でみんなは練習着に着替えている。
そこで日向は月間バスケットボールを見つけた。



日「この号、黒子が帝光にいた頃のじゃん?おー、一人一人特集組まれてるよ、『キセキの世代』。黒子は…記事ねーな」



雑誌のどこを見ても黒子の特集はない。



小「あ、黒子。6人目なのに…取材こなかったの?」



その時、ちょうど部室とつながっている別の部屋から、練習着に着替え終わった雪乃が現れた。



『来たけど忘れられました』

日・伊・小「(切ねー!!)」

『あと苗字だと呼びなれないので、出来れば名前で呼んで頂きたいのですが…』

全「お、おう//」



雪乃は無意識ではあるが、困り眉でうるうるとした目で頼まれて、男子全員顔を赤くしながら、了承した。



『それにそもそも私なんかと5人は全然違います。あの5人は本物の天才ですから』









そのころ、他校の制服を着た金髪の男子が誠凛高校の門をくぐった。



?「おー、ここか誠凛。さすが新設校、キレーっスねー」

女「見てあの人カッコイー」

女「背も高…ってもしかしてあの人モデルの…」



その顔はとても整っていて、すれ違った女子生徒たちがみんな顔を赤らめる。





体育館―――



今は5対5の練習をしている。
雪乃が火神にパスをし、火神はトリプルスレットの構えをする。
次の瞬間、ディフェンスをドリブルで抜いた。



伊「っっ!!」

日「おっ、いやまだだ!くらいついて…」



抜いたかに思えたが、伊月はついていっていた。
しかし火神はロールターンをし、今度こそ伊月を抜きダンクを決めた。
それを体育館の二階から見ている人影があった。



味方「うおお!!ナイッシュー」

福「すげーなフルスピードからあの切り返し!!?キレが同じ人間とは思えねー」

河「もしかしたら『キセキの世代』とかにも勝ってる…!?」

降「あるかも!つかマジでいけんじゃね?」

河「あんな動きそうそうできねーって」

福「むしろもう超えてる!?」



降旗、福田、河原の三人が話していることを静かに雪乃は聞いていた。



今の完成度では彼らの足元にも及ばない



『とは言ったけど……(でも高校生になって彼らがどう成長したのか分からない。練習試合の相手はどなたでしょう。あの人とはまだ会いたくない…)』

日「あれ?雪乃どこだ?集合って言ってんのに」

土「あーもーたまにすげー困るよ」

伊「雪乃−!!出てこーい!!」




雪乃が物思いにふけってる中、みんなは雪乃を探していた。
慌ててみんなの所に行く。
リコの前に全員集まると、リコが衝撃的な言葉を発した。



二年「海常と練習試合!?」

リ「っそ!相手にとって不足なし!不足どころかすげえ格上じゃねーか…」



海常との練習試合ということに二年生は愕然とした。



河「そんなに強いんですか?」

日向「全国クラスの強豪校だよ。I・Hとか毎年フツーに出とる」

降・福・河「ええっ!?」

『(海常…)』



雪乃は海常高校に聞き覚えがあった。





『本気です』