決着つけようぜ

伊「(そんな火神がここまで手も足も出ないのか…!?黄瀬とやった時も、緑間とやった時も、どんな強敵にもくらいついて止めてみせた…)」

日「(今度もきっとなんとかしてくれる…こころのどこかでそう思っていた…けど…甘かった)」



ボールはゴールに吸い込まれていった。



日「(青峰(コイツ)は止められない…!!)」

審「バスケットカウント!!ワンスロー…!!」





桐皇 誠凛
59−39



とうとう点差が20点差に開いてしまった。
誠凛メンバーからも絶望の表情が浮かんでくる。



青「オイオイ、こんなもんか。そーじゃねーだろ、オメーらのバスケは。オレに勝てるのはオレだけだ。テメ―だけじゃ抗えねーよ」



青峰は誠凛ベンチに座っている雪乃の前に来て、人差し指で挑発する。



青「出てこいよ…ユキ!!」

リ「(20点差…覚悟決めるしかないわね…)雪乃ちゃん…」

『大丈夫です。もう十分休めました。行ってきます』



雪乃は静かに立ち上がる。



青「決着つけようぜ、見せてみろよ。新しい光と影の底力をよ」



雪乃はTシャツを脱ぎ、ユニフォーム姿になり青峰と対峙する。





『決着つけようぜ』完