買ってきてv
雪乃達はリコに指定された屋上へとやってくると日向たちもいた。
河「こ…これ…例の…」
伊「あーいーよ、買ってきたオマエらで食べな」
福「え?いいんですか!?」
日「いいって遠慮するなよ」
それを聞いた一年4人は嬉しそうだった。
降「じゃ順番に…誰からいく!?」
福「いやー今回はやっぱ雪乃だろ」
河「二つもあるし、雪乃一つは全部食べていいよ」
『ありがとうございます…じゃいただきます』
そう言い、雪乃はパンを口に含んだ。
『……!これは…めっちゃおいしいです」
福「うお!?こんな幸せそうな雪乃初めて見た!!」
全「(めっちゃ可愛い!)」
雪乃は食べた瞬間、あまりの美味しさに頬が緩み、周りには花が飛んでいた。
降「オレも…うおウマッッ!!味の調和(ハーモニー)ってコレ!?」
福「ジューシィな豚にフォアグラの甘味とキャビアの酸味が…」
河「何言ってんの!?;」
火「オレはでかい方がいいや」
降・福・河「なにそれ!?」
火神は一人、とても長いフランスパン(スーパーロングBLT(100cm・1000円))をほおばっていた。
練習後―――
日「集合――――――!!」
全員は日向のもとに集まる。
日「もうすぐI・H予選だ!!去年はあと一歩及ばなかった!!今年は絶対行くぞ!!強豪がひきしめあってるが、特に…同地区で最強最大の敵は秀徳高校!!
去年は全国ベスト8…しかも今年は海常と同じように『キセキの世代』が一人入ってる。この超強豪に勝てなければ全国への切符はない!!」
日向の言葉に全員息をのんだ。
火「雪乃…どんな奴か知ってんだろ?」
『…口で言ってもたぶん信じないですよ…ただ、黄瀬君が言ってたように他の4人は格が違います。それが更に進化してたら…想像もつかないです』
火神は押し黙った。
日「秀徳に挑むためにもまずは初戦!!気ィひきしめていくぞ!!」
全「オウ!!」
火神はいつもいるリコの姿が見えないことに気付く。
火「そういえばカントクはどこスか?」
日「ああ…すぐ近くで一回戦の相手が練習試合してるらしくて、偵察行ってるよ」
偵察に来ているリコは試合を見て愕然とした。
リ「(そんな…去年と全然違うじゃない…!今のウチじゃ秀徳に挑むどころか…1回戦で負ける…!!)」
『買ってきてv』完