月曜朝8:40の屋上ね!

朝、火神はストリートのバスケットコートで練習をしていた。



そんな時、雪乃と話した時の内容が思い出される。



火「『キセキの世代』ってのはどんくらい強ぇーんだよ?」

『ただでさえ天才の5人が今年それぞれ違う強豪校に進学しました。まず間違いなくその中のどこかが頂点に立ちます』

火「決めた!そいつら全員ぶっ倒して日本一になってやる」

『一人ではムリです。私もキミを日本一にする』



火神はジャンプシュートを打った。



火「(ハハッ、ヤベー……ウズウズしてジッとしてらんねー。公式戦じゃなくてもなんでもいいから早く戦りてー!!)」



そのシュートは綺麗にゴールに吸い込まれていった。









日「試合?オマエはまだ出られないよ」

火「………は!?」



その日、学校に着いて早々、火神は日向の所に行った。



火「なんでなんっっ…でっ…すか主将!?オレの何が…!!」

日「あーじゃなくて。てかお前敬語苦手?一年生(おまえら)まだ仮入部だろ!?正式な部員じゃねーもん」





2−C―――



リコはバスケットの育成ゲームをしていた。



リ「…よーし、やっぱこいつは伸びると思ったのよー*……育てるってホントいいわぁー」



リコは牛乳を飲みながら光悦な表情を浮かべた。



火「カントクー!!本入部届けくれ!!」



すると突然火神が教室に入ってきて、リコは驚きのあまり牛乳を吹き出した。



リ「なんなのもー今日は。アンタも!?」

火「も?」

リ「雪乃ちゃんもさっき同じこと言いに来たの」



〜〜〜回想〜〜〜
『本入部届け下さい』

リ「アンバ、ビズノバビ!?(アンタ、いつの間に!?)」
〜〜〜回想終了〜〜〜



火「アイツ…」

リ「全く二人そろってどんだけせっかちよ?このワンパク坊やめ!」

火「…なんだそれ」

リ「まあ即戦力だし、ベンチに空きはあるから大歓迎よ」



リコは本入部届けを火神に渡す。



火「これで試合に出れんだな!?」

リ「あー、チョイ待ち」



教室を出ようとした火神をリコが引き止める。





リ「ただし受け付けるのは月曜朝8:40の屋上ね!」



そう言われた火神は廊下を歩いている。
ふと目に入ったのは掲示板に貼ってある誠凛学生新聞。
そこには『男子バスケ部新人戦関東大会出場!!』と書かれていた。



火「へー、ここのバスケ部って結構すげー…のかな?」

『すごいですよ』



いつの間にか後ろにいた雪乃に火神は肩をビクつかせた。



火「テメーは!フツーに出ろ!!イヒョーをつくな!!!」


火神は驚きのあまり怒鳴るが、ここは図書館前。
人差し指を口元へ持っていき雪乃はしーっと言った。
火神はその仕草にさらにブチ切れる。



火「おちょくってんのか?おちょくってんだよな?オイコラ!」

『…違います』



火神は雪乃の頭に掴みかかる。



火「(マジ信じらんねー。普段はカゲ薄いだけのコイツが…ちょっとかわいいが…バスケじゃ幻の6人目(シックスマン)なんて呼ばれてるなんて…)」



火神はふと疑問に思った。



火「そーいやなんでだ?他の『キセキの世代』はみんなもっと強豪に行ったんだよな?なんでコイツは行かなかったんだ!?)おい黒子…」



雪乃に話しかけようとしたが、先ほどまでいた雪乃はいなくなっていた。



火「どーでもいいかそんなこと…まずは……(次会った時ブッ殺そう……)」



火神は怒りが収まらず手すりを曲げた。





『月曜朝8:40の屋上ね!』