月曜朝8:40の屋上ね!

月曜日―――
時刻は8:40分丁度。



リ「フッフッフ、待っていたぞ!」



一年生とリコは約束通り本入部届けを持って屋上に来ていた。
リコは手すりに背を向け腕を組み立っている。



火「……アホなのか?」

『決闘?』

火「つーか忘れてたけど…月曜ってあと5分で朝礼じゃねーか!」



屋上から見える校庭にはすでに屋上にいる一年生とリコ以外の生徒が整列していた。



火「とっとと受けとれよ」

リ「その前に一つ言っとくことがあるわ。去年主将にカントクを頼まれた時約束したの。全国目指してガチでバスケやること!もし覚悟がなければ同好会もあるからそっちへどうぞ!!」

火「…は?そんなん…」

リ「アンタらが強いのは知ってるわ。けどそれより大切なことを確認したいの・どんだけ練習を真面目にやっても『いつか』だの『できれば』だのじゃいつまでも弱小だからね。具体的かつ高い目標とそれを必ず達成しようとする意志が欲しいの。
んで今!ここから!!学年とクラス!名前!今年の目標を宣言してもらいます!ちなみに私含め今いる二年も去年やっちゃったっ*」



リコは校庭を指さしながら大声で言う。



リ「さらにできなかった時はここから今度は全裸で好きなコに告ってもらいます!」

降・福田・河原「「「ええー!!?」」」

火「…は?」

『(全裸でって…私一応女なんですけど…)』



リコの言葉に全員それぞれ驚いていた。



福「(はぁ!?聞いてね−)」

河「(いや勧誘の時言ってた…!)」

降「(けどまさかここまで…!?)」

リ「さっきも言ったけど具体的で相当の高さのハードルでね!『一回戦突破』とか『がんばる』とかはやり直し!」

福「(どうしよう…てかマジかよ)」

降「(しかもコレ、あとで絶対オコられるぞ!)」



降旗達三人は戸惑っている。



火「ヨユーじゃねーか。テストにもなんねー」



火神はため息を吐くと手すりの上に立った。



火「1−B5番!火神大我!!『キセキの世代』を倒して日本一になる!」





火神の突然の大声に校庭にいた全校生徒たちは驚いた。



生「びっくりした―――」

生「ナニアレ?」

生「よくやるー」

日「うっわやっぱ今年もやった」



校庭にいた全校生徒がどよめく中、去年経験のあるバスケ部の二年生だけは何が起こっているか予想がついた。



リ「次は…?早くしないと先生きちゃうよ?」



促すリコだったが誰もやろうとしない。



リ「(ってアレ?雪乃ちゃんもダメ?)」

『すいません、私声張るの苦手なんで拡声器(コレ)使ってもいいですか?」



雪乃がやらないことに残念がっていたリコだったが、いつの間にか雪乃が隣にいた。
その手には拡声器が握られている。



リ「…いいケド」



雪乃が拡声器で言葉を発しようとした瞬間…



先「コラー!!またかバスケ部!!」

リ「あら今年は早い!?」



先生が来たため、雪乃の宣言は遮られてしまった。
そのあとみっちりと先生に怒られるハメになった。









今日もマジバで席に大量のハンバーガーを置き、飲み物を飲んでいる火神。



火「ちょっと大声出したぐらいであんな起こるかよ?」

『未遂だったのに私も怒られました…』



また真ん前の席に座っている雪乃に飲んでいた飲み物を吹き出す。
屋上で目標を宣言できなかったことと先生に怒られたことに雪乃は落ち込んでいた



火「(店変えよーかなー)」

『…あと困ったことになりました』

火「ホントだよ……ああ!?何!?」

『いきなり約束を果たそうにないです』

火「は?」



黒子の発言に火神はあきれた表情をする。



『なんかあれから屋上、厳戒態勢しかれたらしくて入部できなかったらどうしましょう』

火「それはねーだろ……それより一つ気になってたんだけど、そもそもオマエも幻の6人目なんて言われるぐらいだろ。なんで他の5人みてーに名の知れた強豪校に行かねーんだ。オマエがバスケやるのには…なんか理由あんじゃねーの?」

『………』



火神の質問に黙る雪乃。





『月曜朝8:40の屋上ね!』