SugerHoney
「あれ?」
「ん?」
「砂糖は?入れないのか?」
「うん」
なんとですねー
ワタクシ世田谷啓ですねー
コーヒーをですねー
「ブラックで飲めるようになりましたぁっ!!」
「……。」
「拍手。手塚、ここで拍手」
「……おー。」
ぱちぱちぱち
コンビニの店内に乾いた拍手が鳴り響きます。
ありがとうございます、ありがとうございます。
「そんなに真剣にダイエットやってたのか……。」
「そこは心の中で思っといてよ!!口に出さなくていいから!!」
「世田谷から甘味を取るなんて俺には想像がつかなかった。」
「本気になれば!!このくらい!!」
「ほーうじゃあ家のコーヒーも?」
「……家のはあまあまで飲んでます」
「ケーキやらなんやらも控えめに?」
「いえ、フツウに食べてます……」
「……やっぱり世田谷から甘味、俺は切り離せないな。」
そう言って溜息吐くと、すっとスティックシュガー2本取って。
あたしのカップの中にさらさらーっと流し込んだ。
にほん!?ちょ、ま、2本も!!?
「あまっ!!」
「俺とコーヒー飲む時は甘々で。」
「なんで?」
「俺が甘々の世田谷が好きだから。」
ずずー。
……ごちそうさまでした。
すこんっとカップ落っことしそうになりました。
「しゅ、シュークリームとかおごってくれてもいいのよ?手塚」
「そういう甘やかし方はしない。」
「そういう甘やかされ方が良いなあ」
「もうちょっと違う、やり方だって出来ると思うぞ俺だって。」
「……ほう」
「……多分。」
砂糖二本分よりも
あまーーーい
手塚の甘やかし方とは!?
……こうご期待。
SugerHoney
何度も夢の中で繰り返すラブ・ソング
180318
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