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サクラサク
サクラチル




「あたし、クロのこと好きなんだ」


突然の爆弾発言。
横で一緒に掃除していたクロは目が点のアホ面。


「あはは!クロ顔やばいよ?」

「なっ!お前が急にそんなこと言うからだろ!?」



あはは・と笑い続けてると、真っ赤なアホ面から真剣な表情に変わった。
そんなところですら、格好いいな…なんて思うあたしはきっと笑いながらも、なきそうな顔をしているだろう。


「あの、さ……俺、」


あぁ、言わないで。
知ってるから。
君の気持ちなんてとっくに知ってるから。



「俺は、ミケが好きなんだ。だから、ごめん」


真剣な表情。
真っ直ぐ逸らさない瞳。
あぁ、もう、


「……知ってたよ、バーカ」

「え?」

「なんでもなーい。これからも友達よろしく、クロ」

「…おう」






サクラサク。
サクラチル。



大好きでした。






サクラサクラ、
(ミケと楽しそうに喋ってる君を見て)
(ミケを優しく見てる君を見て)
(あたしもミケになりたいと思った)



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