◇1
手紙が届くたび、寂しそうに見えるその背中
後ろからそっと抱きしめることができるなら
「何してんですかィ?」
話し掛ければ、少し震えるその体
「あ……総悟か。何でもないよ」
振り向く笑顔はぎこちなくて、胸がツキンと痛む
なんか自分らしくねぇや
「ふーん…まぁ、いいや。見回り行きやすぜ?あんたが来ねぇって土方さん怒ってまさぁ」
「ゲッ!まじで?それ早く言えよ阿呆!」
あからさまに嫌な顔をするあんたは必死に心の中を隠そうとする
なんで何もかも隠して笑うんですかィ?
一人で立ち続けるのは難しい
切なげな顔を見続けることができなくて
一人先を歩いた
……あんたはいつものように阿呆みたいに笑っててくだせェ
そんな笑顔なんて似合いやせんぜ?
好きなんでさァ
あんたのことが誰よりも
切なげな笑顔を見るたび
抱きしめたくてきりがない
抱きしめたくなるその笑顔
(その笑顔も全部自分のものにできたらと何度も思った)
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