さよならよりも
橋の上での決闘は凄まじかった。
本当に約束守ってくれるの?って問いかけたくなるほどの殺気と緊迫感で、私も身震いする。
よく考えたら、あんな平和な世界に住んでてよくこんな殺伐とした空間で意識保ってるなぁなんて自嘲する。
私、変わったのかな?
変わったのかも。
あぁ、もうすぐ、もう少し。
カカシが再不斬と対峙して何かを話し終えた直後、それは来た。
「おーおー、まだ生きてたか」
「ガトー…お前がなぜここに…」
「再不斬!さっき言った通りだ!奴らはお前たちを裏切ったんだ…!!」
カカシが桃ちゃんの肩を揺らす。
遠くにいたはずの白が桃ちゃんのそばまで飛んできて、私もそこに並ぶ。
「桃ちゃんどうしよっかー」
「……決まってんだろ。もうカカシ達と闘う理由もなくなった。あとはあいつらの始末だけだ」
「でも桃ちゃん結構ダメージ受けてるよ?」
「これくらいなんでもねえよ」
「ふっふふー!桃ちゃんかっこいー!!でもざーんねん!こっからは桃ちゃんたちストップね」
「…朔?お前何を…!?」
2人が並んだ瞬間に仕掛けましたー金縛りの術!なんてね。
動けなくなった二人を見て微笑めば、すごく睨まれた。
おお、怖い…なんて笑ってしまう。
なんか笑いしか出ないな。変なの。
「朔っ!どういう、つもりですか…!」
「っ、こいつを解きやが、れっ!!」
必死にもがきながらも解けない拘束。
何かを感じ取っているのか焦る二人の顔が、私を思ってくれているのかと考えると申し訳ないけど嬉しくなる。
「…残念だけどこっからは私のターン!てことで朔いっきまーす!」
最後まで笑って。
思い出は、笑顔で。
「なっ、こら、一人で行くなっ!!」
「、朔っ!!!」
「バイバイ、桃ちゃん。白。だーいすき」
「「、朔―――!!!!!!!」
2人とも、だぁいすきだよ。
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