パニ太と私2
深夜。
突然また、動悸と激しい不安感が私を覆った。
「ねぇ、苦しい?怖い?ボクが」
「…っ」
「そうそう。そうやってボクの事だけ考えてればいいんだよ。ボクの事だけ感じて、ね」
パニ太はにやりと笑って言った。
「ほら、寝てたのにちゃあんとボクの事考えてくれたね。いい子いい子」
「…ん、もうすっかり起こされたよ」
手を伸ばして彼の頭をそっと撫でてやる。
パニ太は心地好さそうに目を細めた。
「だいたいみんな、さ」
「うん?」
「不安に陥るのを嫌がるモノなんだけど、友理は違うの?」
「…もちろん、嫌に決まってるよ。でもパニ太は私のためを思ってやってる事なんでしょ?」
「うん、そうだね。友理を守るため。…あと単純に会いたいから」
さらり、と愛おしげに髪に触れる。
「そりゃあ、不安になるのは怖いよ。でもまあ、落ち着いて息をしてればそのうち良くなるし。最初は怖くて仕方なかったけど、今はもう受け入れてる」
「…え…」
「私を守ろうとしてくれてるんだもん。もちろん、困ることは多いけど邪険にはできないよ」
「友理…」
パニ太は驚いた表情で私を見ていたけれど、やがて私の上に跨り、ぐっと顔を近づけた。
「友理。大好き。愛してるよ…」
「…んっ、…」
唇を強く押し付けられる。
大好き、大好き。ボクが友理を守る。何度もそう繰り返しながら、パニ太は私に口付けを降らせた。