君のための贈り物
「なァ。」
「ん、何?コクトー。」
「ちょっと手出してみな。」
首を傾げて彼女はおずおずと手を出す。
手をおもっきり広げては彼をちらりと見た。
「?こう…?」
「ほらよ。」
ぽいっと手のひらにのっかる感触。
少し古いけど、小さいピアスだった。
情熱を込めた赤色が小さくありながらも印象的だった。
「これって…?」
「現世の手土産、ってやつだ。欲しかったんだろ?」
まさかのアクセサリー。
少し古いけど、シンプルで彼女好みのデザイン。
現世のお土産と云う言葉に首を思わず傾げたが、彼は嬉しそうな笑みを浮かべていた。
君のための贈り物
(た、確かにそうだけど…まさかひとりで?)
(あ?まぁな。)
(ふふ、大切にする。ありがとね。)
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拍手夢。