picture side surreal
こうやって、生活を始めたのも 大分経つ。
といっても、まだ一週間も経っていないので大分でもないのだが。
私にとってのこの超非日常的な日々を迎えていると、とても長く感じてしまうのも事実なので。
目の前に居るのは赤いコートを纏う吸血鬼・アーカード。
そして私は。一週間前までは時間と言う時間に追われる唯の人間。
「そういや…血は飲んでるの?」
「何を今更。私を誰だと…」
「いや、知っているんだけどね。唯生き血飲んでないときはどうしてんのかな…って。
だって飲まなきゃ生きられないんでしょ?」
やっぱり生きるために動力源は人の血なんだろうなと思っていた。
この世界に飛ばされる前までは、吸血鬼なんて存在が非常に曖昧なものだったから。
だから言い伝えのイメージしかないのも、無理は無くて。
「生きられない事はないが…力が弱まるからな。」
「ふぅん…そうなんだ。で、飲んでるの?」
「普段はこれだ。」
そうやって懐から出されたのは、赤いパック。
最初はなんだろうと思ったが、よくよく見るとこれは病院などでよく見かける…アレ。
「…?これって…輸血パック?」
「ああ、普段はこうやってな…。」
そうやってストローに挿してはまるでジュースを飲むようにじゅるじゅると飲む男。
成程ね。やっぱり飲むということは言い伝えどおりだ。
だけど、…なんかね。
(…何かストロー挿して飲む姿って可愛いけどシュールだな…。)
そう内心に思ってしまった私が居た。
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(何か想像してたのとちょっと違かった)
(ほぅ?何を想像していたんだ?)
(いやね、定期的に貰っていたか夜な夜な吸いに行ったのかと思って)
(そうなれば人間などすぐ滅ぶぞ。‥確かお前のなら幾ら貰っても問題はないのだろう?)
(は?!なんでそうなる!)