GAMEOVER?


悪夢は、一度では収まらない。



「‥あのさ、聞いても良い?」
『どうした?來。』
「用があるなら手短にしろ。」
「うん。‥何でまた幹部さまが二人居るのかな?前にもあったよね、こんなこと。」



目の前には、二人の幹部さま。
外見はほぼ一緒だが、違うのは幹部さまの髪の色が違うってこと。

いつもの銀髪の幹部さまと、抑えた金髪の幹部さま。
ただ、この事態は過去にもあった。

そう。前にもあった事態。
ただし前回は本来飲まされるはずだった私がうっかりな事故で飲んだ。
だが、今はどうだろうか。

聞いてみたら進んで飲んだとぬかしたのだ。
同じものが出来たと聞いては、その問題の薬を貰って飲んではは今に至っている。



「何でまたあの危ない薬飲んだかな!こうなるとこっちの幹部さま怖いんだよ!」
「どっちがだ。」
「アナタですよ!銀髪の幹部さま!もうベレッタをゴリッて宛てられるのは慣れっこですが、怖いんですって!」



ちなみに今言っているのは見慣れている銀髪の幹部さまだ。
ただ違うのは、更に何割増された鬼畜度!

基本幹部さまはサディストだけどこの場合の彼を見れば、今までの彼がどんだけ優しかったかよく解るのだ。
(何でこっちだとこうも物騒になるんだか)



「とにかくベレッタを出すのやめて!寿命が縮むから!」
「だったらこの口を何とかしろ。そうすりゃ問題はねぇよなァ?」
「いやいやそれ以前に問題あるから!大問題だから。」



鬼畜度が大いに勝って口なんて滑らしたらこんな展開。
ベレッタをゴリってのはお馴染みだけど、いつ本気で引き金を引かれるか堪ったもんじゃない。



「って、アナタもボーと見てないで何とかして下さいよ!」
『オレに振るな。』
「振りますよ!この状況でいけしゃあしゃあとやってるんだから‥、って離していひゃいいひゃい!」



あぁああ!もう頭のなかはてんてこ舞い!
さっきまで話していたのは金髪の幹部さまなのに、ベレッタから解放されたかと思いきや銀髪の幹部さまに口封じかと思いきや片手で頬を挟みおった。

ちくしょう、元に戻ったら仕返ししてやる。
(倍返しされるの見えるんだけどね!)



「どうする?コイツが何とかならねぇ限り、静かにならねぇぜ?」
『そうだな‥啼くなら、イイ声で啼いて貰ったらどうだ?』

「‥‥は?」



一瞬。ピシと硬直する。この展開。前にもあった。
確か二人ががりで私がアレやコレやと…されたんだっけ!危険信号!
(あれ?デジャヴ?)



「ほぅ、確かにその手段なら俺は賛成だ。」
『幸い今は出払って誰もいないからな。小鳥が助けを乞う姿を蹂躙するのも面白いだろう?』
「ちょ…!待って…。」

「言っておくが、來。」
『拒否権はねぇからな。』



金と銀の人に、デジャヴのごとく弄ばれたのは、言うまでもありませんでした。
(今度あの薬作った人見つけたら、しばき倒してやる!!)





GAMEOVER?
(きゃぁあ!!離して離して…!)
(コイツを今からどうする…?)
(薬が切れるまで楽しませて貰うさ)