盤上に駒は揃う
グラウクローネはヘッドと共にバニシングエージの部屋へと向かう廊下を進む。
ヘッドは部屋の音楽の音量を下げると、目もとに手を翳す。
「綺羅星!」
「綺羅星!」
グラウクローネを始めとして、部屋にいた6人も目許に手を翳し、返す。
「漸く、バニシングエージのスタードライバーがこうして一堂に会したわけか―」
ソファに座っていたキャメルスターは背後の3つの影を振りむいて言う。
「マンティコールは結局、1度もこの部屋に訪れる事は無かったな」
スティックスターが言う。
「―彼女に感謝するんだな」
ヘッドが言う。
「彼女、アインゴットの眼を使って日死の巫女を探し出してくれた」
「じゃあ、見つからなかったっていうのは嘘だったの?」
ソードスターが尋ねる。
「―元々、彼女はその嘘の為に此処にいたのよ」
グラウクローネは手を腰にあて、口許に笑みを浮かべて言う。
「ふっ…嘘の下手な女の子は、可愛くて良いよね」
前へ|次へ
戻る