2枚のジョーカー

「え?審判者のシルシが…!?」


スガタの言葉に、サリナは目を見開いた。

「確かなの…?だってそのシルシは…そう。だから、ジャガーとタイガーを外させているのね」

「…」

「でもまずいわね…まさか綺羅星に審判者のシルシを持つ者がいたなんて…」

「第1フェーズを使っても平気だった…」

「既にアプリボワゼしてた、って事か…」

サリナはスガタをワコを見遣る。

「…2人は、なまえを疑ってる?」

2人は黙りこむ。

「…巫女と違って、審判者は王のシルシを持つ者と必ずしも一緒に産まれてくるわけじゃない」

「なまえちゃん以外の可能性もあるって事か…」

タクトが呟く。

「確認しない事には、わからないね…」

「それは出来ないっ!」

「ワコ…」

「確認するって、誰を…?例えあれがなまえじゃなくても、その他の誰かが、一生幽閉される事になるんだよ…っ?」

机に置かれたワコの手が微かに震えている。

「…幽閉されたら、存在自体を消されて、死んでもお墓だって造られない…そんなの、死んでるのと一緒だよっ」

「…!」

タクトは思わず目を瞠る。

「その事もあるし、しばらくこの件は私達だけの話にしおいた方が良いわね…」

3人はサリナの言葉に頷く。


「―…正体が誰にせよ、敵側にも最強のドライバーがいるという事だ」

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