思い出の眠る場所

「「んー、美味しいー!」」


夕食を頬張りながらワコとタクトは至福の表情を浮かべる。

「スガタん家のにも負けない位美味いよ!」

「うん!あ、私おかわり!」

「僕も!」

「君達が沢山食べてくれるから、メイド達も喜んでるよ。此処、基本住人いないから」

「なまえちゃんは何で此処に住まないの?こんなに凄い豪邸なのに」

「…」

スガタは僅かに目を伏せる。

「秘密だよ」

「またそれか…なまえちゃんって、結構秘密多いよね」

タクトはそう言うと小さく笑う。

「女の子は秘密があった方が魅力的って、習わなかったのかね」

「何処で…」

「あ、そうだ。ワコ達今日泊まってく?部屋なら幾らでも余ってるし」

「ホント?じゃあお言葉に甘えようかなぁ」

「そうだな。もう暗いし。タクト、お前もそうしたらどうだ?」

「え。僕?でも…」

タクトは気遣わしげになまえに顔を向ける。

「タクト君も勿論良いよ。君には沢山働いて貰ったし、それに、人数は多い方が楽しいからね」

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