鏡を貫く矜持

「…酷い格好ね。ウィンドウ・スター」


浜辺近い森でニードル・スターに支えられながら歩くウィンドウ・スターに、グラウクローネは口端を上げながら目を向ける。

「貴女の“玩具”は、大して面白い物じゃなかったみたいね」

グラウクローネはくすくす、と笑う。

「あの様子じゃ、貴女のリビドーも、大した事なさそう…」

「グラウクローネ…っ!ウィンドウ・スターを侮辱するつもりなら…!」

グラウクローネは激昂するニードル・スターを片手で制する。

「ウィンドウ・スターがどんな“遊び”を見せてくれるのか、それなりに興味があっただけよ」

グラウクローネは再び笑みを零す。

「―次は、楽しませてね?」

「アンタに、タウバーンは渡さない…あれは、私が“遊んで”、“壊す”のよ…っ」

ウィンドウ・スターは絞り出す様に言う。

「くすくす…なら、早くした方が良いんじゃないの?」


「―私が黙って見てる内に」

そう言うと、グラウクローネは林の中に消えていく。

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