愚者は踊る

「…何?」


公園のベンチに座っていたなまえは紙パックのジュースのストローを口に咥えたまま振り返る。
ツキヒコ、タケオ、ギンタの3人がいた。

「―今夜だ」

ツキヒコが言う。
なまえは一瞬ポカンとして、すぐに目つきを変える。

「…へぇ。一体どんな心境の変化?復元にはリスクが伴うって話は、勿論聞いてるでしょ?」

「あぁ」

「…だけど俺達でやるしかない。ヘッドは信用できない」

タケオが言う。

「俺達は俺達の力で“旅立ちの日”を実現させる。
3体のサイバディで、今度こそ、あの忌々しい銀河美少年を始末する」

ギンタは自分の掌を眺め、ギュッと拳を握り締める。
なまえはふーん、と僅かに目を細める。

「私としては、封印が解かれるなら大歓迎よ」

その唇が冷たく弧を描く。


「―綺羅星」

「「「―綺羅星!」」」

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