Emperor
「…」
グラウクローネは通常、総会の行われる広間の壇上で手摺にもたれかかり、表情は見えないものの、思案気に俯き、黙り込む。
「ダメだ…キング・ザメクのエネルギー容量は未だに計算しきれない。
あの怪物が本当に復活したらどうなる…?」
プロフェッサー・グリーンが呟く。
「―ところで、今夜ここに集まった目的は何なのかしら?」
「さぁ、俺達も聞いていないが」
グラウクローネの隣りで同じ様に凭れていたヘッドが大して興味もなさげに答える。
「ねぇ、イヴローニュがいないようだけど。
出欠自由なら帰って良い?暇じゃないんだし」
「―これよりぃ、綺羅星ぃ十字団、総会を始める!」
「…」
突然響き渡る議長の声に、誰もが顔を上げる。
「今宵、新たな仲間を此処に迎える」
「っ…」
立ち込めるスモークに、腕で顔を覆う。
「綺羅星ぃ十字団第1隊、エンペラー代表―キーングッ!」
玉座に座り現れたのはスガタだった。
「…スガタ」
「キング・ザメクのドライバー…」
「シンドウ・スガタが何故…」
「スガタ君が…スガタ君が、来てくれた…」
「―綺羅星!」
「「「綺羅星!」」」
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