ひが日死の巫女
「―ワコ」
「!」
イヴローニュは仮面を外す。
「ケイト…っ!?」
「仮面を外したのかっ!?」
「委員長…!?」
「ケイト、貴女がひが日死の巫女ならわかってる筈!あたし達巫女の役目は…っ!」
「あたしはアンタとは違う!」
ワコの言葉を遮ってケイトが声を張り上げる。
「!…」
「あたしは永遠を貰った…あたしの全てはスガタ君に捧げる…!」
「ぇ…?」
「…」
ケイトの視線の先にいたスガタは仮面を外し、ワコを見上げる。
「スガタ君…!?」
「スガタ…?どうして…」
「…」
スガタは何も答えない。
「―アプリボワゼ!」
神殿からひが日死の巫女のサイバディ―ケトナが現れる。
「―これで、残る封印は1つ」
そう呟いたグラウクローネはおもむろに仮面を外す。
「!?…なまえちゃん…っ?」
「…嘘…」
「スターソード・デュルコワーズ!」
ヘッドの乗るサイバディ・シンパシーがケトナを切り裂く。
「…眠りが解かれる」
地面から巨大な青いサイバディが姿を現す。
「さぁ!ザメク復活の時だァァ―!」
「…ザメク」
グラウクローネはポツリと呟く。
零時間の地面が消え、現れた青色の巨体は他のサイバディとは明らかに一線を画していた。
「おい…こんな巨大な物を人間がどうこう出来るのか…?」
予測を超えるその巨大なサイバディに、スカーレットキスが呟く。
「ケイト!大丈夫…!?」
「この時を待っていた…」
「え…っ?」
「ザメクは壊れてたんじゃない。あたしが封印してたんだ…!」
「アプリボワゼ―ザメク!」
「スガタ君…っ!」
「スガタ君―…!」
「ワコ!」
タウバーンがワコを守る。
「スガタ君はあたしの想いに応えてくれた…」
「ぇ…っ?」
「もう、スガタ君は誰の物でも無い。勿論、あんたの物でも…後は皆水の封印を解くだけ…ザメクがゼロ時間の外に出れば、スガタ君はこの星の王になる…!」
「この星はスガタ君の星!あははははっ!」
ケイトは歓喜に声を上げる。
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