歪んだ共鳴
「―ヘッド!これがお前の待ち望んでいた、そしてこの星最後の祭だ!」
ケイトはシンパシーに向かって勝ち誇ったように高らかに叫ぶ。
「サイバディを使ってこの世界の支配者たろうとしたお前の野心など、無意味だったと思い知れっ!」
「ふふふっ…ふははははっ!」
だがヘッドは動じる様子もなく、むしろおかしそうに声を上げて笑う。
「…」
なまえは感情のない瞳で2人を眺める。
「結局君も、恋する乙女でしかない」
「っ…?」
「でも、そこが可愛いよ?イヴローニュ」
明らかに見下したような言葉に、ケイトの表情が歪む。
「―何故俺が長い間、このサイバディ・シンパシーに拘っていたと思う?」
誰もが理解出来ないという表情を浮かべる中、ヘッドは口許の笑みを深める。
「―アプリボワゼ!」
「何だ…!?」
シンパシーから何かが飛び出すと、ザメクの仮面の上に白い仮面が現れる。
「何だ…!何をしたっ!?」
ザメクが猛獣の様に唸る。
「ふふふっ。このシンパシーは、他のサイバディとアプリボワゼ出来る能力を持っている」
「「「…!」」」
「確かに、ザメクはシンドウ・スガタとしかアプリボワゼ出来ない。
だが俺は、そのシンドウ・スガタごとザメクを自分の物に出来る」
「そう。彼は永遠に生きるだろう。俺の操るザメクの部品としてね―」
「貴様ァァッ…!」
ケイトは顔を歪めて叫ぶが、ヘッドはそれすらも面白いとでも言いたげに笑みを浮かべる。
「はあァァッ!スガタを返せっ!」
ヘッドはタウバーンのスターソードを受け止める。
「―俺とお前は同じ男から二刀流を教わった。決着をつけるか?タウバ-ン」
ヘッドの胸にレシュのシルシが現れる。
「―スターソード・ディアマン!」
シンパシーの右手に白い光を放つディアマンが現れる。
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