願い

「―残念ね。スガタをこの星の王に出来なくて」

ヘッドの言葉に愕然とするケイトに、なまえは声をかける。
その言葉に、ケイトの瞳が怒りに見開かれる。

「!あんた…知ってたのねっ!知ってながら、スガタ君があいつに乗っとられるってわかっていながら…っ!」

ケイトはがしっ、となまえの胸倉を掴む。
なまえは抵抗するでもなく、静かにケイトを見る。
ケイトはぎりっ、と奥歯をかみしめる。

「っ…それでもあんたはっ…スガタ君と双子なのっ…っ!なまえっ!」

「「「…!?」」」

「シンドウ・スガタとグラウクローネは、双子…?」

「嘘…スガタ君と、なまえちゃんが…?」

驚きに包まれる周囲を気にも留めず、なまえは胸倉を掴まれたまま口端を吊り上げる。

「―知っていたら何?君に言うべきだったとでも言いたいの?」

「っ…」

なまえはケイトの手を振り払うと冷たい笑みを浮かべる。

「―スガタを綺羅星に入れたのは君だよ。ケイト」

なまえは冷たく言い放つ。

「くっ…」


「―君は知らなさすぎたんだ」
―それもある意味、幸せだとも思うけどね。

なまえは声に出さず、心の中で呟く。

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